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ジェイコブ&コー、ビットコインマイニング連動時計を限定発売

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執筆&編集:
Shigeki Mori

28日 1月 2026年 08:17 JST
  • ジェイコブ&コーとGoMiningが共同開発した「エピックX ゴーマイニング」は、各時計に1,000テラハッシュのマイニング能力を持つデジタル資産が紐づけられる
  • 44mmステンレススチールケースに手巻きムーブメントJCAM45を搭載し、スケルトン仕様の文字盤からX字型ブリッジが視認できる構造を採用している
  • 世界限定100本で展開され、機械式時計とブロックチェーンインフラを融合させた高級時計市場における新たな価値提案として注目される
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スイスの高級時計メーカー、ジェイコブ&コーが27日、ビットコインマイニング企業GoMiningとのコラボレーションモデル「エピックX ゴーマイニング」を発表した。各タイムピースに1,000テラハッシュのマイニング能力を持つデジタル資産が紐づけられる独自の仕組みを採用する。世界限定100本で展開され、高級時計市場に新たな価値提案をもたらす試み。

高級時計メーカーのジェイコブ&コーは1月27日、ビットコインマイニング事業を展開するGoMiningとの共同開発による機械式時計「エピックX ゴーマイニング」を発表した。本モデルは世界限定100本での製造となり、各タイムピースに実際のマイニングインフラストラクチャーが連動する仕組みを採用している。

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デジタル資産と時計を一体化する新機構

エピックX ゴーマイニングの特徴は、各時計に1,000テラハッシュの演算能力を持つGoMiningのデジタルマイナーが1対1で紐づけられる点にある。このデジタルマイナーはGoMiningが世界各地で運営するデータセンター上で実際に稼働しており、所有者はオンライン上でマイニングの稼働状況を確認・管理できる。

時計の仕様面では、44mmのステンレススチールケースにブラックDLCコーティングを施し、スケルトン仕様の文字盤からジェイコブ&コーを象徴するX字型ブリッジが視認できる構造となっている。ムーブメントは手巻きのJCAM45を搭載し、パワーリザーブは約48時間、防水性能は100mとなる。振動数は28,800vphで、機械式時計としての基本性能を確保している。

ブロックチェーン技術と高級時計の融合

GoMiningは2017年に設立されたビットコインマイニング企業で、NFTベースのマイニング報酬や分散型ステーキングといった革新的なソリューションを提供している。同社のデジタルマイナーは、技術的な専門知識がない利用者でもマイニングに参加できる仕組みとして設計されており、購入後24時間以内にマイニング報酬の獲得が可能となる。

エピックXコレクションは、文字盤やケースといった個別要素ではなく、ラグからムーブメント内部のブリッジまで、構造全体で美を表現する設計思想を持つ。ジェイコブ&コーは、この「構造そのものが価値を持つ」という哲学が、分散した仕組み自体に価値が宿るビットコインの思想と呼応すると説明している。

ラグジュアリー市場における新たな価値提案

高級時計業界では近年、伝統的な機械式時計製造技術と最新のテクノロジーを組み合わせる試みが増加している。ジェイコブ&コーは1986年の設立以降、ジュエリー分野で培った芸術性と、時計製造における技術革新を融合させることで独自の地位を築いてきた。同社は「アストロノミア」や「ブガッティ シロン」などの複雑機構モデルで知られ、自動車メーカーのブガッティやサッカー選手のクリスティアーノ・ロナウドとのパートナーシップも展開している。

エピックX ゴーマイニングは、フィジカルな存在である機械式時計と、ブロックチェーンを基盤とするデジタルインフラを明確に結びつける試みとなる。高級時計市場において、所有体験の新たな形を提示するモデルとして、今後の市場動向が注目される。

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