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日本発仮想通貨Jasmy、個人情報を守るブロックチェーン技術特許を取得

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日本発の暗号資産(仮想通貨)Jasmy(ジャスミー・JASMYはこのほど、個人情報を抽象化し、ブロックチェーン技術を用いて相手に提供および、管理する方法と、情報の信頼度に基づいてアプリケーション上の表示を変化させる技術特許を取得した。

取得した特許技術の利用により、同社の理念である「自分自身の情報を自分自身で管理する」ことが実現可能になるという。本技術を用いるシステムでは、ユーザーの個人情報の開示が必要な場合、匿名性の高い情報のみを生成し、ブロックチェーン技術を用いて提供できる。同技術を利用すれば、第三者に情報を提供しつつ、改ざんを防ぎ、トレーサビリティを確保し、情報の安全な送受信が実現する。

加えて、ユーザーが設定した情報の発信先や信頼度に基づき、アプリケーション内で表示領域を分け、文字の⾊やサイズを変更することで、なりすましやフェイクニュースに対する表現を明確にする。情報入力時に信頼度に基づいて注意を促す技術特許も取得済みとのこと。

本技術を活用したアプリケーションが普及することにより、以下のようなサービスの提供が可能となる。

  • アプリで匿名性の高い情報を収集・調査して、その情報を共有が可能に。
  • アプリを使って施設を予約する場合、匿名性の高い情報だけを提供できるように。
  • コミュニティなどで、アプリ内で匿名性の高い情報を共有することで、仲間同士での交流のチャンスが広がる。
  • アプリに製品情報を登録すると、企業に問い合わせる際に必要最小限の匿名性の高い情報だけでサポートサービスを受けられる。

JASMYとは?

JASMYは日本企業ジャスミーが開発した暗号通貨。ERC-20トークン規格に基づいており、ブロックチェーンとIoTを組み合わせ、活用を目指すプロジェクト。ユーザーが個人情報を完全に制御できるようにすることで、個人データの主権を回復および保護することを目標としており、「情報の民主化」というテーマを掲げている。暗号資産トラッキングサイトのコインゲッコーによれば、現在のJasmyの価格は0.003937ドルで24時間の取引量は前日比53%減。時価総額ランキング172位に位置付けている。同社は7月31日、IDおよびパスワードの入力を不要とする認証ソリューションを開発。1日には最大手仮想通貨取引所バイナンスの日本法人バイナンスジャパンに上場していた。

  • IoT(Internet of Things)とは、インターネットに接続され、データを収集・交換する様々なデバイスを指す。モノのインターネットとも言う。
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Shota Oba
国際関係の大学在籍中に国内ブロックチェーンメディアでのインターンを経て、2つの海外暗号資産取引所にてインターントレーニング生として従事。現在は、ジャーナリストとしてテクニカル、ファンダメンタル分析を問わずに日本暗号資産市場を中心に分析を行う。暗号資産取引は2021年より行っており、経済・社会情勢にも興味を持つ。
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