Krakenの親会社Payward(ペイワード)は、米国顧客向けにオンチェーン・パーペチュアル先物を展開する計画である。まずはハイパーリキッドのHIP-3フレームワーク上に構築された市場が対象となる。同プロトコルが初めてビルダーによって展開する承認制市場となる。
商品先物取引委員会(CFTC)の規制を受ける取引所ビットノミアルは、昨年4月にペイワードが買収した。ビットノミアルが新市場の展開と清算を担う。登録済み先物ブローカーであるNinjaTrader Clearing社が顧客口座の開設を担当する。
新ルールブックではなく、規制ルート
ハイパーリキッドは、過去30日間で2,000億ドル超の取引高を記録した。この規模は世界で最も取引量の多いオンチェーン・デリバティブ取引所となる。しかし、米国トレーダーには公式に閉鎖されたままである。
複数のプラットフォームがすでにハイパーリキッド上でビルダーによる市場を運営しており、そのうち1つがオープンインタレストの98%を占める。しかし、いずれも登録済みの米国取引所や清算機関ではない。ここにペイワードの構造が空白を埋めると説明する。
このギャップは、先月発表されたKrakenのハイパーリキッド参入計画でも狙いとされていた。これは、8月に発表されたトランプ米大統領の「CFTCが取引所の準拠ルートを模索している」との発言を踏まえている。
ペイワードはすでに、同じクリアリング体制を通じて米国顧客向けに独自の暗号資産パーペチュアル先物を上場している。昨年4月、5億5000万ドルでビットノミアルを買収し、外部ではなく自社内でCFTCインフラを確保した。
「ペイワードは初の事業者として、鍵を握り規制上の義務を負うつもりだ」
アルジュン・セティ共同CEO(ペイワード)
規制準拠はなお不透明
この計画は規制当局の承認が依然必要で、開始日も確定していない。さらに、北朝鮮関連のウォレットの活動が明るみに出て、ハイパーリキッドの規制遵守履歴に注目が集まった直後でもある。
ビットノミアルの体制が当局の要件を満たすかが、ハイパーリキッドが米国トレーダーに早期に普及するかどうかを決定しそうだ。発表の大きさではない。









