現在、ビットコインやその他の暗号資産への関心は日毎に上がっていますが、詐欺やハッキング関連のニュースも多いので購入をためらう人も多くみられます。ところで、暗号資産の購入は通常、ユーザーが暗号資産取引所に直接アカウントを登録して行ないますが、クレジットカードを使って暗号資産が購入できることを知っていますか?
実は、クレジットカードを使ってオンラインで暗号資産の購入ができる便利な方法があります。この記事では、具体的な取引所を例に挙げ、クレジットカードを使用して暗号資産を安全に購入する方法をわかりやすく解説します。また、クレジットカード使用のメリット、デメリット、クレジットカードの特典で暗号資産がもらえる方法も併せて説明します。
暗号資産(仮想通貨)をクレジットカードで購入できる取引所:OKX
この記事では、クレジットカードで暗号資産が安全に購入できる取引所としてOKXを取り上げます。OKXは、セーシェル諸島に拠点を置く中央集権型暗号資産取引所(CEX)として知名度が高く、世界中の数百万人のユーザーが様々な暗号資産取引に利用しています。取引オプションには、基本的なスポット取引だけでなく、先物や証拠金取引も含まれます。
OKXはまた、Web3をサポートするポータルサイトとしても有名です。サポート対象には、分散型取引所(DEX)、NFTマーケットプレイス、ホットウォレット、分散型アプリケーション(DApps)などがあります。
OKXは、独自のネイティブブロックチェーン「OKX Chain」とネイティブトークン「OKB」も保有しており、開発者はDAppsを効率的に展開し、OKX Oracleを活用できます。
OKXは、各種コインもユーザーに提供しています。ユーザーは、自分のアカウントを登録する際に、クレジットカードで入金して暗号資産を購入すると、最大10,000ドルのエアドロップが保証されます。
暗号資産(仮想通貨)をクレジットカードで購入する方法
基本的な手順は、まずフィアット(法定通貨)の金額を選択して、選択した額に相当する暗号資産を受け取るというものです。アカウントの登録から購入までは数分で完了します。こうした手順はどの暗号資産でも共通しています。
以下は、クレジットカードを使用してビットコインを購入する手順です。
ステップ1:OKXにアカウントを登録する
OKXのアカウントを持っていない人は、最初にアカウントに登録する必要があります。アカウントの登録には、セキュリティ上、本人確認が必要になります。自身のIDまたは運転免許証のコピーを提出してください。登録が完了したら、暗号資産の購入ができます。
ステップ2:クレジットカード情報を追加する
暗号資産を購入するには、上部メニューの 「Buy Crypto(暗号資産を購入する)」 タブで、「Buy with Card(カードで購入する)」 を選択します。ここからのプロセスは簡単に進みます。またP2P(ピアツーピア)取引の機能として、別途、収益を現金化するときに使用するオプションがあります。
ステップ3:暗号資産を購入する
次のセクションでは、購入したい暗号資産を、対応するフィアット(法定通貨)で選択するよう促されます。今回の例では、1,000米ドルでビットコインを購入してみます。通貨コンバーターを使って自動的に、この金額で受け取れるビットコインの量が表示されます。この場合は0.035507ビットコインと出ました。表示を確認したら、「Buy BTC (ビットコインを購入する)」をクリックします。購入した暗号資産の金額が、アカウントの 「My Assets(自分の資産)」 に表示されます。
ステップ4:暗号資産をフィアットに交換する
このステップは任意ですが、大半の人は、暗号資産の取引で利益が出たら現金化したいと思うはずです。これを行うには、暗号資産と現金化するフィアットを交換する必要があります。そこで、P2P取引セクションで、交換したい取引ペア(暗号資産/フィアット)を選択して、暗号資産を売却します。その際、銀行口座に接続してフィアットを受領するか、P2Pマーケットプレイスでフィアットを使う場合は支払い方法を追加してください(下図参照)。
暗号資産をクレジットカードで購入するメリット、デメリット
クレジットカードやデビットカードを使った暗号資産の購入は、スピードや利便性などのメリットがあります。しかし、他の投資やオンライン購入の場合と同様に、常にリスクが存在します。
クレジットカードのユーザーは、暗号資産に限らず、あらゆるプラットフォームにおいて自分のクレジットカード情報を提示する前に、不測の事態が起きる可能性を考えておくことが大切です。以下に、クレジットカードで暗号資産を購入する際のメリットとデメリットを説明します。
メリット
- 高い利便性: 多くの人は、金融機関の口座残高などを提示して常に資金を用意できるわけではありません。クレジットカードを使えば、銀行における手間や長い待ち時間がかからずに済み、また信用限度額の範囲内でいつでも利用できます。
- 迅速な手続き:銀行口座から暗号資産取引所への送金は、何時間、あるいは何日もかかる場合があります。しかし、クレジットカードを使えば、その場ですぐに購入できます。そのため、購入を急ぐ人にとっては、非常に魅力的な選択肢となります。
- タイムリーな購入:価格変動が激しい市場で暗号資産を取引するには、購入のタイミングが重要です。クレジットカードを使用した迅速な購入により適切なタイミングが確保できます。
デメリット
- 高い手数料: クレジットカード会社によっては、暗号資産の購入をキャッシングとして扱うため、これらの取引はキャッシング手数料の対象となります。また、キャッシングの金利が適用される場合もあります。その他に、外国為替取引手数料や取引所が(売却益から)差し引く手数料もあります。
- 詐欺被害のリスク: 暗号資産の販売業者が詐欺行為を働く可能性があり、クレジットカード所有者は取引においてカード情報が盗まれるリスクがあります。
- クレジットスコアへの影響:暗号資産の購入に大金を注ぎ込む場合、カードで利用可能な限度額をすべて使い切ってしまう可能性があります。その場合、長期的には信用スコアに悪影響を及ぼすことになります。
暗号資産を特典付きクレジット・カードでもらう方法
クレジットカードのユーザーは、リワード(特典)付インセンティブプログラムを利用して、暗号資産がもらえます。こうしたクレジットカードは、従来のリワードカードと違いはありません。(リワード用の暗号資産)取引は、VisaやMastercardなどの大手カード会社の決済処理ネットワークを介して処理されます。
Visaが発行する「暗号資産がもらえるリワードカード」は、Visaが使える場所ならどこでも使用できます。また一部のリワードカードは、同社が供与する他の特典やカード保護の対象になっています。ユーザーは基本的に、リワードカードを使用して買い物をするだけで、リワードとして暗号資産がもらえたり、キャッシュバックが受けられます。リワードはこの場合、ビットコインやその他の暗号資産となります。
暗号資産をクレジットカードで購入した後の注意点
ここまで説明してきたように、クレジットカードで暗号資産を購入するのは簡単です。しかし、実際にカードを使用して暗号資産を購入した後も、その保管には気をつけてください。暗号資産にまつわる格言「not your keys, not your crypto(秘密鍵を持たぬ者は、コインを持たず)」をご存じでしょうか。これは、取引所に預けただけの暗号資産は自分のものではないという意味です。取引所には自分の暗号資産を放置しないように気をつけてください。
希望する額の暗号資産を購入したら、暗号資産ウォレットにその資金を移動してください。暗号資産ウォレットは、オンライン上のホットウォレットと、オフラインのコールドウォレットのどちらかを選べます。コールドウォレットは、ハッキングのリスクが低いので安全です。これらのウォレットは、LedgerやTrezorのハードウェアウォレットのような現物でも提供されています。クレジットカードを使用した暗号資産の購入においては、ブロックチェーンのエコシステムを利用することになるので、暗号資産の購入から保管までのあらゆる場面で、常にセキュリティを念頭に置いてください。
よくある質問
クレジットカードで暗号資産を購入するのは安全ですか?
クレジットカードのリワード(特典)プログラムを利用して暗号資産をもらえますか?
クレジットカードで暗号資産の購入はできますか?
暗号資産を購入できるクレジットカード発行会社はどこですか?
コインベースにおいて暗号資産をクレジットカードで購入できますか?
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