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メルカリでビットコインを購入した際の手数料を取引所と徹底比較

16 mins

ヘッドライン

  • メルカリでは、ビットコイン取引における手数料が無料で、売上金やポイントでの購入が可能なため、暗号資産取引を始めるのが容易です
  • スプレッド(売値と買値の差)が約1%と、他の暗号資産取引所と比べて低く抑えられており、総取引コストを考慮するとメルカリの方がお得な取引が可能です
  • アプリ内での取引が完結し、シンプルな手続きで取引ができるため、初心者に適した環境。全体的に見てメルカリでのビットコイン取引は、手数料の面からもお得な選択肢です

メルカリは国内最大級の暗号資産取引所として、アプリ内でビットコインBTCの取引サービスを提供。220万口座以上が開設されており、売上金やポイントを利用して手軽にビットコインが購入可能で、取引手数料は無料。現金を使わず取引できる利便性が大きな特徴です。しかしながら他の取引所と比べ、との程度お得なのかが明確になっていない点が気になっているユーザーも少なくないはずです。

そこで本記事では、メルカリでのビットコイン取引が手数料においてどのようにお得なのか、またどのような点に気をつけるべきかを詳しく紹介していきます

メルカリでのビットコイン取引とは?

出典:PRtimes

メルカリは、日本国内最大級の暗号資産取引所として、アプリ内でビットコインの売買が可能なサービスを提供しています。2024年時点で約220万口座が開設されており、暗号資産取引のハードルを下げる手軽さが特徴です。メルカリのビットコイン取引は、売上金やポイントを直接使って購入できるため、現金の入金が不要で、取引の敷居が低くなっています。また、ネットバンクやATMからの振込入金も可能なため、ユーザーにとっては柔軟な取引方法が用意されています。

メルカリでのビットコイン取引の特徴

  • 取引の手軽さ:メルカリアプリ内の売上金やポイントをそのままビットコイン購入に使えるため、特別な手続きや現金の用意が不要です。これにより、初めてビットコインを購入する人でも簡単に始められます。
  • 取引手数料無料:ビットコイン取引にかかる手数料が無料で、ほかの取引所と比べてもコストを抑えた取引が可能です。
  • スプレッドの存在:手数料が無料とはいえ、取引価格にはスプレッド(買値と売値の差額)が含まれています。メルカリのスプレッドは約1%と低めに設定されているため、他の取引所に比べて有利な条件で取引を行うことができます。

ワンストップでの取引

メルカリのビットコイン取引は、アプリ内で完結するのが大きな魅力です。通常、ビットコインの取引は取引所やウォレット、銀行の間で資金の移動が必要になることが多いですが、メルカリではすべての操作がアプリ内で行えます。入金や売買、チャージから引き出しまで一貫して管理できるため、シンプルで効率的な取引が可能です。

関連記事:メルカリを使ったビットコイン投資の始め方

ビットコインの活用方法

出典:PRtimes

さらに、メルカリで購入したビットコインは、そのままアプリ内で商品の購入に使うことができるのも特徴です。ビットコインをただ保有するだけでなく、メルカリ内でのショッピングにも利用可能で、暗号資産を実生活で活用できる手段を提供しています。さらに、メルカリでは2024年8月1日より、メルカリアプリ内で「ビットコインつみたて機能」が利用可能になりました。同機能により、ユーザーはつみたての金額、頻度、日付を設定し、銀行口座からの自動引き落としで定期的にビットコインを購入できます。

このような活用方法は、ビットコインを取引だけでなく生活に組み込みたいユーザーにとって利便性が高いといえます。

関連記事:メルカリ、ビットコイン決済での買い物機能を提供開始

他の暗号資産取引所との手数料の比較ポイント

取引手数料(売買手数料)

暗号資産取引所でビットコインを売買する際の取引手数料は、取引形式により異なります。

  • 販売所:暗号資産取引所が直接売買の相手となり、取引手数料は高めで、スプレッドも大きい傾向があります。手軽に取引できる一方、コストがかかる可能性が高いです。メルカリのビットコイン取引では同形態が採用されています。
  • 取引所:ユーザー同士で直接売買する形式で、取引手数料が比較的低く、スプレッドも狭く抑えられます。コストを最小限に抑えたいなら、取引所形式を選ぶのが賢明です。

入出金手数料(日本円)

ビットコインの取引を行うには、暗号資産取引所へ日本円を入金・出金する必要があります。この際、入出金手数料がかかりますが、暗号資産取引所によっては無料で行える場合もあります。サービス内容や銀行の種類によって手数料が異なるため、入出金手数料は事前に確認しておくことが重要です。メルカリのビットコイン取引ではメルペイ残高からのチャージは手数料無料ですが、銀行等への振込には200円の手数料がかかります。

送金手数料

ビットコインを他の取引所やウォレットに送金する場合には、送金手数料が発生します。しかし、メルカリでは購入したビットコインを含む暗号資産は送金できません。

関連記事:メルカリでビットコインを買うタイミングとコツは?

メルカリのビットコイン取引は手数料無料|手数料比較

項目メルコイン(メルカリ)楽天ウォレットCoincheck(コインチェック)bitFlyerGMOコインDMM BitcoinbitbankZaifBITPOINTSBI VCトレードLINE BITMAXOKCoinJapan
入金手数料無料(メルペイ残高)無料銀行振込:無料
コンビニ入金:770〜1,018円
クイック入金:770円〜
50万円以上:入金金額×0.11% + 495円
銀行振込:無料
クイック入金:無料~330円
無料無料無料無料無料無料無料銀行振込:無料(振込手数料は自己負担)
出金手数料200円300円407円220~770円無料無料550円/770円
(3万円以上)
385円/770円550円/770円無料110円/400円100万円未満:407円
100万円以上1000万円未満:770円
1000万円以上:1320円
暗号資産入金手数料送金不可無料無料無料無料無料無料無料無料無料無料無料
暗号資産送金手数料送金不可0.001 BTC変動手数料制0.0004 BTC無料無料0.0006 BTC0.0001〜0.01BTC無料無料0.001 BTC暗号資産ごとに異なる(ユーザーが自由に設定)
※OKCoinJapanユーザーへの送金手数料は無料
取引所手数料無料(販売所のみ対応、スプレッド約1%)販売所のみ対応無料(販売所と取引所両方対応)一部無料(一部は詳細公式HP参照、取引所あり)販売所…無料
取引所…Maker:-0.01%, Taker:0.05%(BTC, ETH, XRP, DAI)
Maker:-0.03%, Taker:0.09%(その他)
無料(販売所のみ対応)銘柄により変動(BTC/JPY
Maker:-0.02% Taker:0.12%)
無料(販売所と取引所両方対応)無料(販売所と取引所両方対応)無料(スプレッドあり、取引所あり)
Maker:-0.01%
Taker:0.05%
販売所のみ対応現物(取引所):Maker 0.02~0.07 %
Taker 0.06~0.14%
現物(販売所):無料(スプレッドあり)

メルカリが提供するビットコイン取引サービスは、手数料無料で取引できるのが特徴です。他の暗号資産取引所では、通常売買手数料や入出金手数料が発生するケースが多いですが、メルカリでは以下の手数料がすべて無料です。

  • 登録料:アカウントを作成する際の費用は不要。
  • 売買手数料:ビットコインを購入・売却する際の手数料はかかりません。
  • メルペイ残高からのチャージ(入金手数料):メルペイ残高を利用してのチャージも手数料は無料。メルペイアカウントから銀行等への振込に200円の手数料が発生します。
  • メルペイ残高への移動(出金手数料):メルペイ残高への引き出しも無料です。

関連記事:メルカリでビットコインを運用するコツ

スプレッドの存在:手数料は無料でも見逃せないポイント

メルカリのビットコイン取引では手数料無料で取引が可能ですが、「スプレッド」と呼ばれる隠れたコストが1%発生します。スプレッドは、ビットコインの買値と売値の差額で、取引の実質的なコストです。例えば、ビットコインの買値が120万円、売値が118万円であれば、スプレッドは2万円です。買った直後に売却するとその差額分の損失が発生します。

このスプレッドは取引所や販売所によって異なるため、取引時には特に注目すべきポイントです。メルカリのビットコイン取引でもスプレッドは発生しますが、売買手数料などは一切かからないため、全体の取引コストは抑えられます。

スプレッド比較

取引所ビットコインのスプレッド
メルカリ1.00%
OKCoinJapan1.36%
DMM Bitcoin3.44%
SBI VCトレード3.64%
BITPOINT4.53%
GMOコイン4.85%
bitbank4.98%
bitFlyer5.80%
Coincheck6.15%
BitTrade6.25%

上記のテーブルにもあるように、メルカリのビットコイン取引のスプレッドは他の取引所と比較しても低く設定されており、ユーザーが購入しやすい設計となっています。

メルカリと暗号資産取引所の手数料

メルカリのビットコイン取引サービス

メリット:手数料が無料のため、手軽にビットコイン取引が可能で、一部条件を除き入出金手数料もかかりません。

デメリット:スプレッドが発生するため、実質的な大きな手数料が生じる場合があります。

暗号資産取引所の取引所形式

暗号資産取引所の取引所形式では、取引手数料が安く、スプレッドも狭いという利点があります。しかし、入出金手数料や送金手数料が別途発生するケースもあるため、総コストを考慮する必要があります。

関連記事:メルカリビットコインの売るタイミングは?

まとめ:メルカリのビットコイン取引は手数料の面から見てもお得

メルカリでのビットコイン取引は、手数料無料という大きなメリットがあり、初心者でも手軽にビットコインを始められる点が魅力です。アプリ内での取引が完結し、売上金やポイントを使ってすぐに取引可能なため、利便性も高いです。さらにスプレッドが約1%と低めであることを考慮すると、他の取引所と比較した際に実質的に有利であることがわかるでしょう。購入した暗号資産を送金することなどを想定すれば、メルカリは優れた選択肢である一方で、低いスプレッドを求めるユーザーはメルカリは優れた選択肢となるでしょう。皆さんもビットコインを使った資産運用や、買い物などをメルカリで始めてみてはいかがでしょうか?

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Shota Oba
国際関係の大学在籍中に国内ブロックチェーンメディアでのインターンを経て、2つの海外暗号資産取引所にてインターントレーニング生として従事。現在は、ジャーナリストとしてテクニカル、ファンダメンタル分析を問わずに日本暗号資産市場を中心に分析を行う。暗号資産取引は2021年より行っており、経済・社会情勢にも興味を持つ。
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