リキッドステーキングの最大手リド・ファイナンス(LDO)は16日、Lido V2アップグレードを完了した。同プロトコルの利用ユーザーは、ステーキング契約にロックアップされているイーサリアム(ETH)および、ステーキング報酬が出金可能となる。
リド・ファイナンスは、暗号資産(仮想通貨)イーサリアムのステーキング報酬を受け取りながら、代替資産(stETH)を他のDeFiプロトコル担保として運用するリキッドステーキングの最大手。本稿執筆時点で、イーサリアム・ステーキング全体の31.4%を占め、ステーキング総量は627万ETH。
リド・ファイナンスは12日、Lido V2アップグレードのコミュニティ承認を得るためのオンチェーン投票(投票番号156)を実施。同投票は15日に終了し、100%の賛成票を得た。これを受けて16日にLido V2アップグレードを完了。Lido V2では、複数のセキュリティ監査を受けた上で、イーサリアムの出金機能および「ステーキングルーター」を実装。
同プロトコルはもともと大手ステーキング・プロバイダーの協力の下で発足し、ノードオペレーターの追加や削除はDAOコミュニティ投票で管理されてきた。ユーザーは今後、自身のstETHをステーキング解除し、1:1の比率でETHを受け取ることが可能に。
また実装されたステーキングルーターは、リドのノードオペレーターになるための新しいアーキテクチャ。これにより今後、ソロステーカーや他プロジェクトのDAOなどが、ノードオペレーターとして参画しやすくなる。ステーキングルーターは、プロトコルの分散性を高め、ひいてはネットワークの安全性を高める技術として注目されている。
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