米大手資産運用企業フランクリン・テンプルトンは14日、ミームコインとそれが支えるネイティブネットワーク間に「強い」関係があると指摘した。
The Value Between Meme Coins and Their Native Networks pic.twitter.com/LYjQ5HvXHp
— Franklin Templeton Digital Assets (@FTI_DA) March 13, 2024
同社の研究メモでは、ソラナ(SOL)、イーサリアム(ETH)、アービトラム(ARB)、ポリゴン(MATIC)、オプティミズム(OP)などのネットワークが具体的に挙げられている。同社は、ミームコインが「固有の価値」を持たず、高いボラティリティを持つにもかかわらず、ネイティブネットワークと「強い関係」を維持していると述べている。研究メモでは、BONKの例を通じて、「ミームコインとそのネイティブネットワーク間には強い関係がある」と強調された。
フランクリン・テンプルトンによると、ミームコインは技術的な知識をあまり必要とせず、他のトークンよりも低コストで入手可能であり、投資家にとっては迅速な利益獲得の機会となっている。一方、同社はこれらのミームコインは、インターネットミームから派生しており、固有の価値や実用性はないとも指摘した。23年の暗号資産市場では複数のミームコインが急上昇し、注目を集めた。
同社は全世界で1.4兆ドル以上の資産を管理しており、ビットコイン(BTC)現物ETFも発行。現在約1億8500万ドルの管理下資産を保有すると報告されている。同社は1月、暗号資産に関する包括的な見解を示し、レイヤー1ブロックチェーン技術の中では特にソラナとイーサリアムの潜在能力を高く評価していた。
ミームコイン活況はしばしば市場調整の前兆とされる
コインマーケットキャップによるとミームコイン市場は14日、ソラナベースのミームコインドッグウィフハット(WIF)、BONK、ぺぺコイン(PEPE)を筆頭に急騰し続けている。ミームコインの代表格であるドージコイン(DOGE)も14日、起業家イーロン・マスク氏のテスラでの決済を示唆する発言を受け一時15%の高騰を見せた。加えてMilady Meme Coin (LADYS)は13日、月初以来300%以上急騰し、史上最高値を更新した。これらのいわゆるミームコインブームは一般に市場調整の前兆とされている。
BeInCryptoJapanが13日に報じたように、上昇相場では、ビットコインの価格上昇に続きイーサリアムが恩恵を受け、多くのアルトコインに資本が流れるパターンが見られる。Crypto Bitcoin Chris氏は、時価総額とともにプロジェクトの新鮮さも重要で、革新的なプロジェクトが市場サイクル初期に上昇傾向があると指摘。その後、人気はないがビットコインと比較して価値のあるアルトコインが上昇し、アルトコイン・シーズンの終了は、市場で低評価をうけるプロジェクトの価値の上昇によって予見されるとした。
実際、デジタル資産分析会社スイスブロック13日に共有した資料で、ビットコイン価格が5万8000ドルまで下落する可能性を指摘した。同社は現在の価格が頂点ではないとしながらも「暗号資産市場は一直線に上昇することはない。ビットコイン(BTC)も例外ではない」と主張。「1月下旬には38,000ドルだったビットコインが、3月初旬には72,000ドルに急騰した。しかし、どの上昇も反動なしには発生しない。現在、反動の兆しが見え始めている」と付け加えた。
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