ストラテジー(旧マイクロストラテジー)は19日、2024年11月以来で最大規模となるビットコインの購入を実施したが、その翌日にビットコイン価格は9万ドルの節目を下回った。
同社は積極的な買い増し戦略を一貫して推進しているが、ストラテジーの株価は20日、7%超下落した。
Sponsoredストラテジー、2024年以降最大のビットコイン購入
ストラテジーは20日、2億1300万ドル相当でビットコイン2万2305BTCを追加取得したと発表し、保有総量は70万9715BTCとなった。
この取引は19日に実行され、2024年11月以降でストラテジーの最大規模のビットコイン購入となった。1月初旬には2度の追加取得も行われており、同社のビットコイン資産拡大への一貫した姿勢を改めて示した。
今回の大規模な購入にもかかわらず、市場の反応は限定的だった。先週月曜日に発表された追加購入時と同様、本件はストラテジーの長期展望への投資家の信認を高めることにはつながらなかった。
過去24時間で同社株は7.39%下落し、本稿執筆時点でMSTRは160.87ドルで取引されている。
同社のビットコイン購入のタイミングには疑問の声も上がっている。
市場低迷でもビットコイン買い増し続く
月曜日の開示によれば、ストラテジーは1BTCあたり平均9万5284ドルで購入した。しかし同日、ビットコインは約9万2500ドルで推移し、翌日には一時9万ドルを下回った。
このタイミングは、ストラテジーが短期的な価格下落を活用できていないという、繰り返されてきた傾向を浮き彫りにした。
昨年12月、BeInCryptoは同社が約10億ドルで1万624BTCを購入したと報じた。当時ビットコインは約8万6000ドルまで下落していたが、ストラテジーは価格が9万615ドル程度に回復した段階で取得に踏み切った。
このやり方は、同社の参入タイミング戦略や、市場下落時ではなく高値圏でビットコインを積極的に買い増す姿勢について、継続的な疑問を呼んでいる。
またこの姿勢は、資本配分全体に関する株主の懸念の解消にもつながっていない。
直近1カ月でビットコインはやや持ち直しているが、10万ドル台は回復できていない。同時に、アナリストによる弱気相場入りを警戒する声が高まっており、直近の価格見通しに対する不透明感が強まっている。
このような状況下でも、ストラテジーはビットコイン買い増し方針を継続している。
同社の姿勢はビットコインの長期的な成長期待を市場に示す意図があるものの、短期的な投資家の不安感を払拭する効果は限定されている。