ミャンマーの中国系犯罪組織の拠点に、日本人20人以上が監禁されている可能性があることがわかった。日本テレビほか各メディアが17日、速報で報じた。
日本テレビは日本人と思われる人物が、棒のようなもので殴られる映像とともに同事件を報じた。
同局の取材では、監禁された人らは日本人、韓国人のほか、タイ人や中国人などが含まれ、中国系の犯罪組織によって大規模な暗号資産詐欺やロマンス詐欺を強制されているという。
映像では、棒で叩かれる人やコンピュータを使って作業する様子、拷問によって臀部や背中に棒で殴られたあざが写されている。監禁が行われているのは、タイとミャンマーの国境付近と見られる6階建ての建物だという。
この映像を入手したのはタイの「人身売買被害者支援 市民社会ネットワーク」で、同団体によれば21か国、約6000人が監禁され、助けを求めているという。
在ミャンマー日本大使館は現在、事実関係を確認中。
中国政府も注視=王毅外相がASEAN会議で表明
中国の王毅外相は16日、東南アジア諸国連合(ASEAN)会議で加盟10カ国の駐中国大使と会談し、暗号資産詐欺などの特殊詐欺事件が相次ぐタイとミャンマーの国境地帯の治安悪化を「非常に注視している」と表明した。
王毅外相の会談を受け、中国外務省は同日、「中国など各国国民の利益を脅かし、傷つけている」と批判したが、同事件に中国系犯罪組織が関与している疑惑については触れなかった。
タイとミャンマーとの国境地帯では、一時行方不明になった中国人俳優の男性が1月初旬、人身売買の被害に遭った。丸刈りにされるなどの暴行を受けていたことも判明し、中国国内で注目を集めていた。
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