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DeFiステーキングMosdex、ユーザー資金持ち逃げのラグプルか

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暗号資産(仮想通貨)の海外ステーキングプラットフォームMosdexにおいて28日、出金不可能となっている報告が相次いだ。Mosdexの公式サイトやツイッターアカウントも消えており、ラグプル(出口詐欺)の可能性が浮上している。なお、ツイッター上ではMosdexがユーザー資金を持ち逃げしたという報告が散見されるが、真偽は不明。

Mosdexは、2018年に創業したフィンランド拠点のフィンテック企業Mosdex Ltd.が、22年末ごろからサービス提供を開始したプロトコル。AIと裁定取引(アービトラージ)を組み合わせたDeFi(分散型金融)プラットフォームであると宣伝していた。同プラットフォームについて、ユーザーは14日、28日、90日のうちいずれかの一定期間、ビットコイン(BTC)またはテザーUSD(USDT)をロックしてステーキングすると、日次ベースで最大1%のROI(投資利益率)という高利回りを得られるとしていた。

22年12月にコインテレグラフジャパン、23年5月にビットタイムズ、同年6月にコインポストなど、国内の各暗号資産メディアにプレスリリースを掲載していたが、本稿執筆時点でいずれも削除されている。

ラグプル(出口詐欺)とは:
開発者が暗号資産(または暗号資産プラットフォーム)を作成して投資家が購入・資金注入した後、不当にユーザーの預かり資産を持ち逃げしたり、不正に大量売却をする詐欺の総称。

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Shunsuke Saito
青森県出身。2021年に暗号資産(仮想通貨)投資を開始後、22年よりライターとして従事。国内暗号資産メディアにてライター・編集を経て、23年3月、BeInCrypto(ビーインクリプト)にジャーナリストとして参画。ビットコイン、NFT、PoSノード、DeFiなどへの投資経験を持つ。
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