暗号資産トラッキングサイトのコインゲッコーは29日、独自レポート「2023年最も高騰した暗号通貨」を公開した。同社は23年の暗号通貨市場は、多くの通貨が価格上昇を達成し、活発な動きを見せ、トップ100中92がプラス成長を記録したと指摘した。
データはコインゲッコーが1月1日から28日までの市場資本化トップ100暗号通貨の価格リターンに基づく。Bonk(BONK)が最大の上昇を遂げ、7302.9%増の$0.0000146に到達。同社は急騰はBonkのエアドロップがソラナの転換点となり、多くのトレーダーや投資家の注目を引いたとした。Bonkは22年にもっと多くの量のトークンが配布(エアドロップ)された暗号通貨の1つだ。Bonkは29日、24時間の取引量でドージコイン(DOGE)を上回った。
第2位の Injective(INJ)は23年、2,976%増の39.07ドルへ高騰。同社はInjectiveの高騰の背景には、分散型取引所(DEX)Helixによる事前ローンチトークン先物の導入があると指摘。さらに、年初には150億ドルのエコシステム基金を立ち上げ、相互運用インフラストラクチャとDeFiの採用加速を図ったことを挙げた。
CorgiAI(CORGIAI)はCronos(CRO)ブロックチェーン上の主要なミームコインとして注目を集め、1,959%増の0.00282ドルを記録した。トップ10の高騰した暗号通貨のリターンは632.8%から7,302.9%に及び、ビットコインやイーサリアムを大きく上回る結果となった。
時価総額トップ100の暗号資産のうち8種類は年初から価格下落を記録。ステーブルコイン5種類はデペッグし、最大0.3%の価格低下を記録した。TON、CHZ、SUIなどは0.6%から40.6%の下落を見せた。
ビットコインは年初来より162%増|Bonkの高騰はミームコイントレンドが後押しか
ビットコイン(BTC)は23年に162.5%増となり、トップ100の65トークンを上回るパフォーマンスを発揮。イーサリアム(ETH)と比較しても162.5%のリターンで1.7倍の成果を示した。ビットコインはトップ100のレイヤー1の18種を上回ったが、残り11種には及ばず、そのうち4種はトップ10暗号通貨にランクインしている。
同社は27日、独自レポート「人気暗号資産の2023年総括」を公開。ボットを除く139カテゴリーのウェブトラフィックをもとに、1月1日から12月21日までのデータをまとめ、23年はAI(人工知能)、GameFi、ミームコインといった話題が23年に多くの投資家の注目を集めたとした。同社はBonkのようなトークンは、これらのテーマの組み合わせによって大きな成功を収めたとした。
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