NECは28日、香港のAnimoca Brands CorporationおよびGryfyn Holdings Limitedと、Web3領域のデジタルウォレット市場を開拓・拡大を協力する覚書(MOU)に調印した。4月から施行する。同社のゲームやエンターテインメントIPなどを起点とするデジタルウォレット市場の拡大を促進するための取り組み。

3社はGryfynサービスがエンターテインメントを中心に展開していることと、NECが生体認証技術を保有していることなどを活かし、デジタルウォレット関連技術を組み合わせ、ゲームをはじめコンテンツ(IP)などのエンターテインメントを起点とした、トラストなweb3社会の実現及び市場の創出・拡大を目指す。
3社の協業内容は以下の通り。
- Animoca BrandsとGryfynが展開しているGryfynサービスに関するソフトウェア・技術等の提供。
- NECが保有するデジタルウォレットに関連するソフトウェア・技術などの提供。
- 日本におけるNEC、Animoca BrandsおよびGryfynのアクセラレータープログラムの協業。
3社は、ソフトウェアや技術の提供に加えて、スタートアップ企業からWeb3領域のビジネスアイデアを募集。NEC、Animoca BrandsとGryfynのエコシステムに融合し、共同で事業化を検討するアクセラレータープログラムを実施するとしている。なおプログラムの開始時期は後日発表される模様。