4月26日に上場し、国内4例目のIEO案件となった暗号資産(仮想通貨)Nippon Idol Token(NIDT)が27日、上場最安値の1.5円付近から4円付近まで急騰している。

NIDTはアイドルエンターテイメント企業「オーバース」によってトークンを発行・運営されており、3月末からIEO購入申し込み受付が開始された。26日には暗号資産取引所のcoinbookおよびDMM Bitcoinにて上場していた。さらに、上場直後からIEO販売価格の5円を大きく下回り、一時1.5円を下回る場面もあった。しかし、27日の午前9時30分ごろより同コインが急騰。一時4円台まで回復していた。本稿執筆時点では4円台から下落し、2.5円付近を推移している。
オーバースは24日、IEO販売の結果をプレスリリースで公表。販売数量は2億枚、販売金額は10億円を達成していた。加えて同社はNIDT総発行枚数10億枚のうち、30%に相当する3億枚をIEOにて販売している。
NIDTの今後のロードマップ
2023年4月 対象女性アイドルグループのオーディション開始
8月~9月 最終審査合宿を経てメンバー候補生決定
9月~ 歌・ダンス等のレッスン
2023年第4四半期 お披露目、活動開始(ライブ活動、NFT等物販)
デビューシングル(楽曲)リリースとメタバース始動
なお、NIDTトークンはアイドル活動においてそのユーティリティ性が考慮されてゆき、様々なイベントに対する決済等を通じて流通することが想定される。
IEOとは、Initial Exchange Offering(イニシャル・エクスチェンジ・オファリング)の略で、仮想通貨の新しいトークンを発行する際に取引所が主導する調達手法のこと。IEOは、暗号資産交換所が審査(一般社団法人日本暗号資産取引業協会(JVCEA)及び金融当局による審査を含む)を行ったうえで販売し、仮想通貨の新しいトークンを発行することによって資金調達を行う。
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