米国モーニング・ダイジェストへようこそ。1日のスタートに、本日の暗号資産市場の主要トピックを短くまとめてお届けする。
市場は記録フェーズへ。先物出来高は過去最高を更新し、強さの証左なのか、あるいはレバレッジ主導の脆さなのか—議論が過熱中です。
Sponsored本日の暗号資産ニュース:総先物取引量が過去最高、1000億ドル超え
9月下旬、永久先物(パーペチュアル)取引量が過去最高(ATH)を突破。分散型取引所(DEX)にとって大きな節目となりました。
永久DEXは24/7でレバレッジのロング/ショートが可能。オンチェーンで稼働し、オラクルと資金調達レートで現物との価格乖離を抑えます。CEX規制強化、実行速度の向上、手数料や買い戻しによる価値還元といった“収益メタ”が急成長を後押し。
「暗号で最大のPMFは“人を富ませる力”。永久DEXは超金融化された世界でそれを実現する」 — DeFi研究者 アッシュ
2023→2025で出来高は6,476億→1.5兆ドル(+138%)。シェアはグローバルの先物全体で10%未満→26%に。2025年Q2単独で8,980億ドルを記録。
けん引役は多数。独自L1かつオンチェーン板のハイパーリキッド(買い戻しで価値還元)、BNBチェーンに統合したアスター(ASTER)(ダークプール+利回りステーブル)、RWA×暗号のベースネイティブ・アバンティス、実行/オラクルに特化のエッジX、そしてパシフィカ、ライターなど。
ブームの陰にある注意点
Sponsored現物の低調に対し、先物が2倍に達するケースも。価格が“実需”ではなく“レバレッジ”に支えられていないかという懸念が浮上。
「出来高の6倍がレバレッジ由来。それは赤信号。投機ロングが価格を支える構図は、フラッシュを招きやすい」 — アナリスト Blasto
Boxminingのマイケル・グー氏は、オンチェーンの“パーペチュアル・メタ”がアルトの物足りなさの一因だと指摘。小さな下落で連鎖清算が起きやすい市場体質は要警戒です。
「皆が無慈悲にPerp DEXを耕作し、全レバレッジを100倍に増やしたのは賢くなかったのかも」 — DeFi研究者 Mert
TVLは依然ピーク未回復なのに、Perp出来高だけが加速。長期流動性ではなく、短期レバレッジの回転に資本が偏っている可能性は否めません。