パイコインの反発が多くのトレーダーを驚かせている。過去1週間で17.3%上昇し、月間の下落は5.4%まで縮小。直近24時間も約0.6%高
足元の地合いは、この回復継続を示唆。チャートの示唆と、反発余地の理由を確認する
Sponsored日足と4時間足で勢い強まる
強さの初期サインは日足にある。10月30日から11月1日にかけて、PI価格は安値を切り上げた。一方、相対力指数（RSI、0〜100で売買の強さを測定）は安値を切り下げた。この不一致は隠れた強気のダイバージェンスと呼ばれ、売り方の勢い低下と、直近（週足）の上昇基調の継続を示す場合が多い
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この日足RSIの形は、短期の4時間足とも一致。50期間の指数平滑移動平均線（EMA）が、200期間EMAの上抜けに近づいている
この局面は「ゴールデンクロス」と呼ばれ、通常は上昇傾向の強まりを示す。実現すれば、短期のパイコインの回復継続に追い風となる
Sponsored個人マネーの流入続く
パイコインの勢いが衰えない一因は、個人投資家の継続的な参加である。マネー・フロー・インデックス（MFI、価格と出来高で売買圧力を測定）は、10月24日以降、高値を切り上げている
10月29日後にMFIはやや低下したが、その後反発し、資金流入の再開を示す。現在は約58で、中立の50を上回る。56.45を維持し、安値を切り下げない限り、押し目買い継続を示唆し、パイコインの反発維持に寄与する
パイコイン価格の注目水準
パイネットワークの価格チャートでは、最初の主要レジスタンスは0.255ドル。日足で明確に上抜ければ、0.270ドルへ向かう可能性。現在値から8.4%の上昇。そのレンジを突破すれば、次の目標は0.293ドル。続いて0.340ドルと0.376ドルが上値目処
下落側では、0.21ドルが最初の主要サポート。次に0.194ドルが当面の強い下値。だが0.194ドルを割り込めば、強気シナリオは無効となり、0.153ドルへの深い調整リスク
現時点では、モメンタム指標と個人の動きが、パイコインの反発継続を示唆。だが維持には、0.243ドルの維持と、数日内の0.255ドル突破が条件
