パイコイン(PI)が狭い価格帯での推移を続けている。直近7日間では0.5%の下落にとどまり、29日時点では0.448ドル前後で取引されている。月間ベースでは15%、3カ月では23%下落しており、強弱感が対立する膠着状態が続いているが、7月末にかけて一部の指標が反転の兆しを示している。
出来高主導の転換局面か―OBVが上昇基調に
パイコインのオンバランスボリューム(OBV)指標に、相場転換の可能性を示す初期の動きが現れている。
Sponsored7月13日から22日にかけて、PI価格は一時的に反発し、OBVもこれに連動して上昇。特にOBVは直近の高値を更新しており、価格上昇が実需を伴った動きであった可能性を示唆している。
価格と出来高の連動性が確認されたことで、投資家の一部には相場の底打ちを意識する動きも出始めている。

しかし、その強さはまだ確認が必要である。OBVがトレンドの継続を確認するためには、以前のピークである-15億7000万を超える必要がある。OBVが高値を更新すれば、持続的な蓄積を示し、より広範な強気の反転の可能性を強化する。
累積ボリュームベースの指標であるOBVは、緑の日にはボリュームを加算し、赤の日には減算する。価格とともに上昇する場合、強気の確信を確認する。平坦化または乖離する場合、勢いは疑わしい。現在、OBVは構築中だが、まだブレイクアウトしていない。
パイコインのRSIダイバージェンスとOBVモメンタムの一致
Sponsored Sponsored相対力指数(RSI)も活気を見せている。PIの価格が引き続き低い高値を記録している一方で、RSIは上昇傾向にある。この強気の乖離は、弱気の圧力が弱まっていることを示唆している。価格と基礎的な強さの間の乖離である。

とはいえ、このシグナルを確固たるものにするためには、RSIが52のレベルを超える必要がある。52を超えて終値をつけることは、強気の勢いが単に沸騰しているだけでなく、突破していることを意味する。それまでは、乖離は有望だが未確認である。52を超える動きは、2つの高値を形成し、反転のような強気を示す。
RSIは、最近の利益の大きさを最近の損失と比較することで勢いを追跡する。RSIと価格の乖離は、特に主要なサポートゾーン付近で、トレンドの反転に先行することが多い。
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Sponsored Sponsoredローソク足の確認: 逆ハンマーがPI価格反転に重みを加える
最後の強気の手がかりは、ローソク足パターンから来ている。7月28日、パイコインは緑のインバーテッドハンマーを形成した。これは、小さな実体が低い位置にあり、長い上ヒゲを持つローソク足で、ブレイクアウトの失敗や抵抗のテストを示唆している。このパターンは通常、ダウントレンドの後に現れ、潜在的な強気の反転を示唆するが、強力なフォローアップキャンドルによって確認される必要がある。
買い手が日中に価格を急上昇させたが、利益を維持することはできなかった。それでも、オープンを上回るクローズ(緑の実体)は、日中の強さを示している。今重要なのは確認である。ヒゲの高値を超える堅実な緑のキャンドルが必要である。それがなければ、単なる潜在的な反転に過ぎず、保証されたものではない。

これはパイがこの行動を示したのは初めてではない。7月18日の類似のセットアップは、4セッション内で0.439ドルから0.521ドルへの急騰に先行した。
Sponsoredパイコイン価格の今後の動向は?
強気の三位一体、上昇するOBV、RSIの乖離、インバーテッドハンマーは、潜在的な反転を示唆している。しかし、確認が鍵である。パイコインの価格が0.47ドルのマーク(0.5フィボナッチリトレースメント)を超えれば、0.52ドルの再テストが現実味を帯びる。

一方で、0.786フィボナッチ拡張の0.44ドルを下回ると、この上昇傾向の構造は無効となる。それまでは、トレーダーは確認を待ってから積極的にポジションを取るべきかもしれない。