パイコイン価格(PI)は9月初旬、落ち着いた値動きに終始。月間では-2%、直近7日で+0.6%、24時間で+1%前後と小幅推移だが、パイコインの価格は9月初旬、落ち着いた値動きに終始。月間では-2%、直近7日で+0.6%、24時間で+1%前後と小幅推移だが、前年同月比では依然60%安と見劣りする。
とはいえ、この抑制的な局面だからこそ、足元の構造が重要だ。強気の「カップ・アンド・ハンドル」形成が再び進みつつある可能性がある。一方で、フラクタル観点ではパイネットワーク内で別の動きも並行している。
Sponsoredパイコイン価格の下で買いと上昇圧力が増加
ボリューム加重のモメンタム指標であるマネーフロー・インデックス(MFI)は、4時間足で66まで反発。これは実資金の流入(買い)優位を示す動きだ。PI価格が揺れる中でも、押し目を拾う動きが続いている。

MFIが75〜76を明確に突破すれば、脆弱さが残るトレンド下でも資金流入が高値更新となり、単なるサポート防衛にとどまらず「買い手主導」への移行を示す古典的サインになる。
この流れは、価格極値と移動平均の乖離から優劣を測るブル・ベアパワー(BBP)ヒストグラムとも整合的だ。

8月下旬、月末の急騰前に強気が主導権を取り戻した場面と同様に、BBPの緑クラスターが再浮上。MFIの上向きと併せ、足元の実需買い圧力の増勢を示す。
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フラクタルウォッチ:カップ・アンド・ハンドルと0.39ドルが決定的な理由
Sponsored既視感のある展開だ。8月22〜29日にかけ、カップ・アンド・ハンドルのブレイクがパイコインを約0.35→0.39ドルへ押し上げ、教科書通りの11〜12%高を演じた。

現状も同様のセットアップが進行中で、ネックラインは0.39ドル帯(4時間足の正確なピボットは0.3950/0.3983)。このゾーンを4時間足で明確に上抜けクローズできれば、パターン「発動」で約19%の測定上昇余地を開く可能性がある。鍵は、強気優勢の維持とMFIの上昇(少なくとも高止まり)だ。
留意点:PI価格の回復には道のりがある。0.39ドル到達後に「カップ」形成が進む場合、素早い統合=ハンドルの形成を待つ必要がある。19%のターゲットは、ハンドル上抜けを明確に確認して初めて有効だ。
ブレイク未達の間は、あくまで候補シナリオに過ぎない。ネックラインを攻略できなければレンジ継続。さらに、4時間足で0.33ドルを割り込むと短期強気シナリオは無効化され、過去安値の0.32ドル再テストが視野に入る。