ポリマーケット、トランプ氏への巨額ベット・ユーザー確認を強化

暗号資産を掛け金に利用できる分散型予測市場プラットフォームPolymarketは23日、高額に賭けるユーザーが米国に居住を構えていることを確認する新たなチェックを実施している。米国では現在、同プラットフォームの利用が制限されている。

Polymarketではドナルド・トランプ氏の次期米国大統領選勝利に賭ける人が急増している。Polymarketでの予測の64%以上が11月のトランプ氏の勝利に賭けている。

Polymarket、4つのアカウントが合計で4300万ドルをトランプ氏に賭ける

Bloombergの報告によると、プラットフォームは特に大きな賭けをしているユーザーの活動を見直している。これには、規制違反の可能性を避けるためにユーザーの位置情報の確認が含まれる。

関連記事: 暗号資産規制: 利点と欠点は何か？

政治賭けが急増する中での最近の厳しい監視は、トランプ氏を支持する数百万ドルの賭けを行っている数アカウントに焦点を当てている。Polymarketのリーダーボードによると、Fredi9999というユーザーは共和党の結果に1800万ドル以上を賭けている。

最近のバイラル投稿によると、Fredi9999と他の3つのアカウントは共和党の結果に4300万ドル以上を賭けており、これらのアカウントが連携している可能性がある。これらのアカウントは米国に拠点を置いていないと報告されている。

「各アカウントの賭けパターンは非常に似ており、1つのアカウントが停止すると別のアカウントが活動を始める。各アカウント間にはほとんど重複がなく、すべて同一の実体であることを示唆している」とFozzyは話した。

関連記事: 世界のステーブルコイン規制

夏を通じて米大統領選挙への関心が高まるにつれて、Polymarketの活動は急増した。プラットフォームは米国ユーザーをブロックしているが、一部はVPNを使用して制限を回避していると報告されている。

2022年初めに、Polymarketは商品先物取引委員会（CFTC）と合意に達し、違法な取引サービスを提供したという疑いに直面した後、米国ユーザーへのサービス提供を停止することに同意したが、他の地域での運営は続けることになった。