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予測市場、ブラックロック幹部を次期FRB議長と予想

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編集:
Shigeki Mori

27日 1月 2026年 11:03 JST
  • 予測市場は、ブラックロックのCIOリック・リーダー氏をトランプ氏のパウエル議長後任の最有力候補と見ている。
  • トランプ氏が支持を撤回し、ハセット氏をNECに留任させると、ハセット氏の当選確率は8%に低下した。
  • 金利の低下は暗号資産を押し上げる可能性があるが、FRBの独立性への圧力は市場の変動要因となる。
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米連邦準備制度理事会(FRB)のジェローム・パウエル議長の任期は今年5月に終了する。しかし、予測市場の利用者らはすでに、トランプ米大統領が誰を後任として指名するかに賭けている。

一時はケビン・ハセット氏が有力視されていたが、現在はブラックロックのリック・リーダー最高投資責任者が勢いを増している。

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市場、トランプ氏のダボス発言を注視

リーダー氏は現在、予測プラットフォーム上で高い支持を得ている。PolymarketおよびKalshi両方の市場で、指名される確率は45%とされており、他の候補である連邦準備制度理事のクリストファー・ウォラー氏や元FRB高官のケビン・ウォーシュ氏を上回っている。

リック・リーダー氏がFRB議長の有力候補として世論調査で首位。 出典: Kalshi.

一見すると、トランプ政権がこれまでにFRBの指名候補を示唆してきた流れを踏まえると、目新しさのない賭けのように思える。しかし、先日ダボスで開催された世界経済フォーラムのCNBCインタビューで、トランプ米大統領はブラックロックの幹部について「非常に優秀だ」と評した。

「3人まで絞ったと言いたいが、実際は2人だ。いや、私の考えではおそらく1人まで絞られた」とトランプ米大統領は述べた。

リーダー氏が最有力視されているとの観測が強まっている。

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ブルームバーグによれば、リーダー氏は他の候補者と異なる特徴を持つ。ウォラー氏やウォーシュ氏とは異なり、これまでFRBでの勤務経験がなく、機関へのしがらみが少ないと見られている。また、FRBでの変革にも意欲を示している。

ただし、トランプ米大統領が候補者をすでに決めたと発言するのは今回が初めてではない。

ハセット氏が支持を失った理由

1か月前、ハセット氏がパウエル氏の後任として有力候補と噂された。

同氏は米国家経済会議(NEC)委員長として、利下げに積極的な姿勢を一貫して示し、経済政策においてトランプ米大統領の方針と歩調を合わせてきた。

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その方針の一致を受け、トランプ米大統領は当初ハセット氏のFRB議長起用を強く支持していた。しかし2週間足らず前に方向転換し、NEC委員長にハセット氏をとどめる意向を示した。

Polymarketによれば、ハセット氏が選ばれる確率は8%まで低下している。

誰が最終的にパウエル議長の後任となるかにかかわらず、トランプ米大統領は利下げを強く望んでいる。その場合、暗号資産市場に最も早く影響が及ぶ可能性。

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米FRB利下げが暗号資産市場に与える影響

利下げは一般的に流動性の拡大をもたらす。消費者にとっては借り入れコストの低下に直結し、多くの場合リスク志向の高まりにつながる。

FRBが新体制のもとで利下げを継続した場合、ビットコインやイーサリアムに再び上昇の追い風が吹く可能性。

ただし、利下げが行われる条件も重要となる。

ここ数カ月、トランプ政権はFRBの独立性にたびたび疑問を呈し、それが債券市場の警戒感や、暗号資産市場の変動拡大につながってきた。

トランプ米大統領が今後も次期FRB議長に圧力をかけ続ければ、暗号資産市場の見通しは悪化する恐れ。

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