PUPGを手がける韓国の大手ゲームスタジオKRAFTONはこのほど、NFTを活用したメタバースゲーム「Overdare」を発表した。Overdareは、12月にソフトのローンチを行い、24年の1月から7月の間に正式リリースされる。同社はOverdareのための独自のブロックチェーン「Settlus」を作成している。
Overdareは、Epic GamesのUnreal Engine 5を活用したメタバース・ゲームと見られる。OverdareはCreate-to-Earn(C2E)というインセンティブモデルを採用し、NFTを使ってゲーム内デジタル資産の「透明性と安全な取引」を提供する。このインセンティブモデルは、Settlusブロックチェーン上で動作し、USDCを用いた取引も可能にする。SettlusはUSDCの支払いにおいてはCosmos(ATOM)を使用する。
同ゲームでは、クリエーターがゲームや環境を作成するのを支援する生成型AIツールを提供するとともに、プレイヤーが自分自身のシューターゲームやRPG、アクションRPGを作成できる環境を提供する。ユーザーはさらに、さまざまなユーザー生成型のゲームのプレイやメタバースコンサートに参加、アバターをカスタマイズ、ユーザー同士のチャットなどが可能になると見られる。
Settlusは「NFTライセンスシステム」の導入を計画しており、ウォレット作成や、一部アイテムのみのNFT化などを検討しているという。Kraftonは今年初め、同プロジェクトをAR技術会社NaverZとの合弁事業として発表していた。Kraftonはプロジェクトの85%の持分を保持しており、NaverZは残りの15%を保持している。
Overdareは以前、「Project Migaloo」として知られていた。Settlus自身が今後、独自のトークンを発行するかどうかは現在は不明である。Settlusはブロックチェーンゲームの課題として「面白さ」をゲームの中に組み込めていないと指摘しており、このような意見は大手ゲーム会社セガの副社長兼共同最高執行責任者の内海州史氏も同様に呈していた。
なお、DAO型ゲームギルドサービスを提供するForNが7月19日に公表した、日本のブロックチェーンゲーム(BCG)に関する調査結果によれば、8割がブロックチェーンゲームは「興味がある」と回答するも9割はプレイに至っていないという。
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