RaydiumのネイティブトークンであるRAYは、Solana（SOL）を基盤とする主要なミームコインローンチパッドであるPump.funが独自の自動マーケットメーカー（AMM）をテストしているという憶測が高まる中、大幅な下落に直面している。
Pump.funもRaydiumも公式なコメントを出しておらず、市場は憶測に基づいて反応している。
Pump.funのAMMテストでRaydium売却
過去1日で、RAYは31%の価値下落を見た。本稿執筆時点で、トークンは2.9ドルで取引されている。これは2024年10月末以来の最低価格である。
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この下落は、URL「amm.pump.fun」でのAMMのテスト版の発見によって引き起こされたようだ。オンチェーンの探偵「trenchdiver」がこれを発見し、SNSプラットフォームX（旧Twitter）で急速に注目を集めた。
“Pump.funは独自のAMM流動性プールに取り組んでおり、現在amm.pump.funでテスト中である”とユーザーが投稿した。
この動きの影響は大きい。RaydiumはSolanaブロックチェーン上の主要なAMMおよび流動性プロバイダーである。長い間、Pump.funとの共生関係から利益を得てきた。
ローンチパッドは、ユーザーが低コストでミームコインを作成し、ローンチすることを可能にし、Raydiumは流動性インフラを提供する。これらのトークンが注目を集めると、Raydiumの取引プールに入り、取引量を増やし、スワップ手数料を生み出す。現在、Raydiumは0.25%のスワップ手数料を課し、Pump.funがもたらす取引活動から利益を得ている。
しかし、Pump.funは戦略を変えつつあるようだ—取引量と手数料をRaydiumから独自の流動性プールに移す可能性がある。
これにより、プラットフォームはSolana上でより多くの手数料を集めたり、トークン保有者に新しい報酬メカニズムを導入したりすることができ、Raydiumの分散型取引所（DEX）エコシステムにおける支配に直接挑戦することになる。
“この動きはRaydiumのビジネスに大きな打撃を与える可能性がある”とアナリストが述べた。
一方、実験的な流動性プールに統合された最初のトークンはCRACKミームコインであると報告されている。これらのプールが成功すれば、Pump.funは完全にRaydiumへの依存を減らすことができ、歴史的にRaydiumの成長を支えてきたパートナーシップを解消する可能性がある。
したがって、Raydiumは戦略を調整するか、主要な収益源を失うリスクを負うことになる。Solanaの流動性を巡る戦いは激化しており、市場はすでに反応している。
