米国の金融サービス会社ロビンフッドは27日、同社の暗号資産(仮想通貨)ウォレットとDeFi(分散型金融)アプリを連携させる新機能「ロビンフッド・コネクト」を発表した。同社のジョハン・ケルブラットゼネラルマネージャーがブロックチェーンイベントConsensusにて発表。
同サービスを利用することで、ユーザーはdApps(分散型アプリケーション)から離れずにWeb3ウォレットに資金を供給可能に。開発者は、dAppsにこの機能を直接組み込むことができ、ユーザーがロビンフッド・クリプトで暗号通貨を購入し、セルフカストディウォレットに資金を供給できるようになる。これらを通して、ロビンフッド・コネクトは、暗号資産への参入障壁を低くし、従来の金融システムから取り残された人々にチャンスを提供することを目指す。なお、同サービスは近日中にローンチ予定。
ロビンフッド・コネクトの導入により、ユーザーはロビンフッドのアカウント情報にアクセスし、追加手続きをスキップできる。ロビンフッド・コネクトはPhantomとExodusと提携し、今後数カ月で他プラットフォームに展開される。
さらにロビンフッドは同社の暗号資産取引プラットフォーム、ロビンフッド・クリプトのアプリ内でのUXの向上に取り組んでおり、その改善策として以下を挙げた。
- 暗号通貨ホームタブ:2300万人のユーザーが簡単にロビンフッド・クリプトを利用できるよう、アプリのデザインを一新し、暗号通貨専用タブをホームページに設置。
- チャート:ユーザーからの要望を受け、移動平均(MA)や相対力指数(RSI)、出来高、移動平均収束拡散(MACD)、指数移動平均(EMA)、加重平均取引価格(VWAP)、ボリンジャーバンドなどのテクニカル指標を追跡できる高度なチャート機能を実装。
- 注文タイプ:ストップオーダーやストップリミットオーダーなど、高度な注文タイプの導入によりユーザーが取引戦略を強化できる。
- 価格アラート:取引戦略に基づいた個別の価格アラートを設定し、市場の動向を把握しながら移動中でも取引を可能に。
- Learn and Earn :ユーザーが暗号資産の価値と基盤技術を理解し、取引できるよう、教育プログラム「Learn and Earn」を提供。短いビデオレッスンやクイズを完了することで、ユーザーは少額の暗号通貨を獲得できる。
ケルブラット氏は、「暗号資産とWeb3は金融システムの未来をより良い方向へ変える可能性があるが、まだ広く受け入れられることを阻む大きな障壁が存在する。我々のWeb3への確固たる信念は変わらず、ユーザーにとって暗号資産のアクセシビリティと使いやすさを最前線に置いた新製品を継続的に開発している」と語った。
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