SECがTerra LabsとDo Kwon氏をアルゴリズミックステーブルコインとその他の暗号資産の詐欺を指揮した罪で起訴
本日SECより発表された報告によると、SEC(米国証券取引委員会)がTerra Labs、およびにFounderであるDo Kwon氏を数千億円の詐欺を指揮したとして告訴する事を明らかにした。
SECの発表によると、Terra LabsとDo Kwon氏の暗号資産証券提供は、利益を追求する投資として被告が作成、開発、宣伝、提供、販売した一連の相互関連するトークンを含んでいたと主張。SECの訴状では、Terra Labs とDo Kwon氏は、利益を得ようとする投資家に対し、暗号資産を販売し、トークンの価値が上昇すると繰り返し主張していたことを指摘。Terra崩壊を招いた一連の流れを例として挙げている。例えば、彼らは現在は$0.03となった自社のアルゴリズミックステーブルコイン、USTをステーブルコインとして宣伝・販売し、Anchor Protocolを通じて20%の金利を得ることができると宣伝していた事や、$LUNAのマーケティングを行う際に、TerraformとDo Kwon氏は、韓国の人気モバイル決済アプリケーションがTerraブロックチェーンを使用して取引を決済する事により、LUNAに価格上昇が見込めると繰り返し誤解させ、投資家を騙したことなどを主張に挙げている。
SECのGary Gensler氏は発表にて「Terra LabsとDo Kwon氏が、LUNAおよびUSTの利益ために暗号資産に必要な、公正な真実の開示を公衆に提供しなかった。」と語っている。
また、SECのGurbir S. Grewal氏はこの件に関して「我々の訴状で主張されているように、Terraのエコシステムは分散型でもなければ、金融でもない。アルゴリズミックステーブルコインによって作り上げらた単なる詐欺であり、その価格はコードではなく、被告によってコントロールされていた。」と述べている。
さらに今回の発表では、一貫して暗号資産を”暗号資産証券”と述べており、彼らの暗号資産に対する見解が見える発表であったとも言えるだろう。
ゲンスラー氏、SECの組織体制がいかに強固であることかを改めて強調
SECのゲンスラー委員長は「今回のケースは、一部の暗号資産企業が証券取引法の遵守を避けるために行なった事例を示しているだけではなく、SECの献身的なメンバーの調査力の強さを示している。」とツイート。SECとしての組織の強固さを改めて強調した。また今回の発表では、起訴によってTerra LabsおよびDo Kwon氏に対してどのようなペナルティが科されるかは明らかにされていない。
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