米国証券取引委員会(SEC)は19日、HashdexとARK 21Sharesのスポット型イーサリアム上場投資信託(ETF)に関する評決を延期した。
イーサリアム(ETH)のファンは、最終期限が近づくにつれ、これらの動向を熱心に見守っている。
イーサリアムETF承認の可能性が激減
19日に発表された今回の延期は、決定期間を5月下旬まで延長するもの。具体的には、SECはARK 21SharesとHashdexについて、それぞれ5月24日と5月30日を最終決定日としている。
SECは、「委員会は、規則変更案とそこで提起された問題を検討するための十分な時間を確保するために、規則変更案を承認または不承認とする命令を発行するために、より長い期間を指定することが適切であると判断した」と述べた。
SECの発表後、イーサリアムの価格は約8%下落し、市場が規制の決定に敏感であることを示している。現在、イーサリアムは3,100ドル前後で取引されており、ETFの承認をめぐる不確実性を反映している。
この遅延は、イーサリアムETFのいくつかの提案に影響し、ブラックロック、グレースケール、フィデリティなどの業界大手からの顕著な提出があった。最近のセンチメントは変化しており、アナリストは承認の可能性について懐疑的な見方を示している。
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例えば、ETFアナリストのジェームス・セイファート氏は、SECとイーサリアムETF発行者の間に厄介なほど関与がないことを指摘している。ビットコインETFをめぐる積極的な議論とは対照的に、この対話の欠如はイーサリアムETFに対するより悲観的な見通しにつながっている。
「私のETH ETFに対する慎重で楽観的な態度は、ここ数カ月から変わりました。我々は今、これらが最終的に今回の5月23日に却下されると考えている」とセイファート氏は投稿した。
さらに、承認される確率は低下しており、市場予測は信頼性の大幅な低下を示している。Polymarketによると、5月にイーサリアムETFが承認される可能性は24%に急落しており、1月にSECがビットコインのスポットETFを承認した後の75%の確率とは対照的である。
こうした動きの中、コインベースはイーサリアムETFの声高な支持者として浮上している。先月、Coinbaseの最高法務責任者であるPaul Grewal氏は、イーサリアムETFを承認する根拠をまとめた詳細な書簡を発表した。
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同氏は、イーサリアムがコモディティに分類されることを強調し、この見解は商品先物取引委員会(CFTC)や様々なSECや裁判所の判決によって支持されている。この主張は、イーサリアムの市場の安定性とETFとしての実行可能性を実証するための広範な努力の一部である。
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