人気のあるアルトコイン、ソラナは8月2日以降、緩やかな回復基調を見せている。弱含みだった局面から一転、約10%の上昇を果たし、本稿執筆時点で171ドル台を回復した。市場センチメントの好転がうかがえ、テクニカル指標も上昇トレンドの継続を示している。
ソラナ価格、強気ムードが再燃
SOL/USDの日足チャートによると、保有者の間で徐々に強気の勢いが戻りつつある。
バランス・オブ・パワー(BoP)は現在プラス圏にあり、0.76と強い買い圧力を示している。これは現状の市場バイアスが上昇方向であることを裏付け、今後の値動きに強気継続の期待が高まっている。
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BoPは市場における買い手と売り手の強さを測定する。取引期間内の価格動向を比較し、どちらの側がよりコントロールしているかを判断する。BoPの値は通常-1から+1の間で変動する。
BoPがプラスであることは、買い手が支配しており、価格をレンジの上部近くで閉じることで押し上げていることを示す。一方、BoPがマイナスであることは、売り手が優勢であり、価格をレンジの下部近くで閉じることを示す。
SOLの場合、現在のプラスのBoPの読み取りは、強気派が市場のコントロールを強化していることを示し、進行中の価格回復を強化している。
さらに、上昇する相対力指数(RSI)は、SOLに対する強気の見通しをさらに強化している。この重要なモメンタム指標は現在51.65にあり、上昇しており、買い圧力の着実な増加を示している。

RSI指標は、資産の買われ過ぎと売られ過ぎの市場状況を測定する。0から100の範囲で変動する。70以上の値は資産が買われ過ぎであり、価格の下落が予想されることを示し、30未満の値は資産が売られ過ぎであり、反発が見込まれることを示す。
51.65で上昇中のSOLのRSIは、強まる強気のモメンタムを示唆している。買い手が徐々にコントロールを取り戻しており、需要が続けばさらなる上昇の余地がある。
ソラナ価格、正念場に接近
持続的な買い圧力の波は、SOLの直近の抵抗線である176.33ドルを突破する可能性がある。
このレベルを強いモメンタムでクリアすれば、SOLは心理的な障壁である180ドルを超え、さらなる上昇への道を開く可能性がある。

しかし、センチメントの変化や利益確定の再燃がこれを妨げる可能性がある。もし弱気派が再びコントロールを取り戻せば、SOLの価格は158.80ドルのサポートレベルに向けて後退し、最近の上昇を消すリスクがある。