ソラナは、パンテラ・キャピタルがナスダック上場のソラナ財務ビークル創設に向けて12億5000万ドルの資金調達を進めているとの報道にもかかわらず、本日も売り圧力に晒されている。
本来なら上昇要因となり得る発表であったが、広範な市場全体の下落が影響し、SOLは過去24時間で約10%下落した。
12億5000万ドルのパンテラの賭け、ソラナを押し上げられず
BeInCryptoは以前、パンテラ・キャピタルがナスダック上場企業をソラナ投資ビークル「ソラナ・コー」に転換するため、投資家から5億ドルを調達予定であると報じた。資金はSOLの購入に充てられ、パンテラは自社資金1億ドルを追加拠出し、さらに7億5000万ドルを調達できるオプションも持つ。
しかし市場全体の下落を受け、SOLの価格反応は限定的であった。結果、過去1日で2桁近い下落を記録。この間、SOLの先物未決済建玉は11%減少し、執筆時点で113億8000万ドルに達している。
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未決済建玉は、未決済の先物やオプションなどデリバティブ契約の総額を示す。価格下落局面で未決済建玉が減少する場合、トレーダーが新規ポジションを取らず既存ポジションを手仕舞いしていることを意味し、市場信頼や投機的関心の低下を示唆する。
パンテラによる12億5000万ドルの資金調達ニュースにもかかわらず、SOLの価格と未決済建玉の下落は、市場における強気派の影響力低下を裏付けている。
ソラナの弱気派が勢力を増す
さらに日足チャートでは、SOLの移動平均収束拡散(MACD)が弱気クロスを形成しており、今後の下落リスクを示している。

MACDは資産のトレンドやモメンタムを測定する指標で、トレーダーはMACDラインとシグナルラインのクロスを売買シグナルとして利用する。
弱気クロスはMACDライン(青)がシグナルライン(オレンジ)を下回るときに出現し、市場の上昇トレンドの崩壊を示す。SOLの場合、このパターンが確認され、買い圧力の弱まりと売り優勢を示している。
ソラナは下落か上昇か
一般的にMACDの弱気クロスは売りシグナルとされる。そのため売りが強まればSOLは下落を続け、171.88ドルまで下落する可能性がある。

一方で需要が急増し、強気派が再び市場を掌握すれば、195.55ドルまでの反発も視野に入る。
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