戻る

STBL、創業者が第4四半期の買戻しを発表し30%急騰も、弱気の兆候が迫る

editor avatar

編集:
Shota Oba

25日 9月 2025年 03:30 JST
Trusted-確かな情報源
  • 創業者アフタル・セーラが第4四半期の買戻しプログラムを発表した後、STBLの価格は30%以上急騰し、短期投資家の楽観を強めた。
  • 利益があるにもかかわらず、Chaikin Money Flowは弱気のダイバージェンスを示し、買い圧力の弱まりと短期的な調整のリスクを示唆している。
  • バランス・オブ・パワー指標は-0.32であり、売り手が静かに支配していることを示している。価格が上昇する中、$0.36への反転の可能性が高まっている。
プロモーション

同名のRWAステーブルコインプロトコルを支えるトークンSTBLの価格が、過去24時間で30%以上急騰した。創設者アフタル・セーラ氏がX上で、第4四半期に買い戻しプログラムを予定していると発表したことが投資家の楽観を呼び込んだ。

この発表を受け、STBLは2桁の上昇を記録した。ただし、テクニカル指標はさらなる上昇を抑制し得る逆風を示している。

創業者、第4四半期の買い戻しを9月に確認

Sponsored
Sponsored

セーラ氏は、第4四半期に買い戻しを開始する予定を示し、この取り組みを「プログラム的資本の公共ユーティリティとしてSTBLを位置づける重要なステップ」と説明した。

さらに、プロトコル主導の財務買い戻しビジョンを提示し、ミント手数料の100%をトークンの再購入に充当することで、STBLの価値向上を図ると述べた。

STBLが30%急騰、ただし乖離は警戒を示唆

価格が上昇を続ける一方で、STBLのチャイキン・マネーフロー(CMF)指標はゼロラインを下回り下降傾向にある。これは資本流入と流出を追跡する重要なシグナルである。

トークンのテクニカル分析と市場動向:より詳細な分析は、編集者ハルシュ・ノタリヤが毎日配信するニュースレターにこちらからご登録ください。

STBL CMF
STBL CMF 出典:TradingView

CMFは一定期間における資金の流入出を測定し、買い圧力と売り圧力の優勢を判断する。ゼロ超は強い買い、ゼロ未満は売り優勢を示す。

資産価格が上昇する中でCMFが低下する場合、弱気のダイバージェンスが生じ、強い買いがラリーを十分に支えていない可能性を示唆する。

Sponsored
Sponsored

STBLでは、2桁の上昇が確認されたものの、基盤となる買い圧力は減退しており、価格調整や統合局面の前触れである可能性がある。

さらに、バランス・オブ・パワー(BoP)もマイナス圏で推移し、弱気見通しを強めている。本稿執筆時点のモメンタム指標は-0.32である。

STBL BoP
STBL BoP 出典:TradingView

BoPは買い手と売り手の力関係を示す。正の値は買い手優勢、負の値は売り手優勢を意味する。価格上昇局面でBoPが負の値を示す場合、売り圧力が静かに増していることを示唆する。

STBLの反発は不安定な局面に

これらの指標は、STBLの上昇が実需よりも投機的要因に支えられている可能性を示している。そのため、上昇トレンドが揺らぐリスクは無視できない。

売りが強まれば、STBLは0.36ドルまで下落する可能性がある。

STBL Price Analysis
STBL価格分析 出典:TradingView

一方、買い手が勢いを強めれば、STBLは0.53ドルまで上昇する可能性もある。

免責事項

当ウェブサイトに掲載されているすべての情報は、誠意をもって作成され、一般的な情報提供のみを目的としています。当ウェブサイトに掲載されている情報に基づいて行う一切の行為については、読者ご自身の責任において行っていただきますようお願いいたします。