Suiブロックチェーンの開発元、Mysten Labsはこのほど、世界初となる携帯型Web3ゲーム対応ゲーム端末「SuiPlay0x1」を2025年上半期に発売すると発表した。同時に先行予約も開始した。先行予約価格は599ドル（約8万5,000円、通常価格649ドル）となっている。
Playtronとの提携により開発された「SuiPlay 0X1」は、Web3の携帯ゲーム機としては世界初となるWeb3ゲーム筐体となる。携帯ゲーム機と互換性のあるゲームはブロックチェーン経由で購入可能で、一部のゲームは同社の暗号通貨Suiと連動する。プレイヤーは、ゲームをプレイし、ゲームを購入し続けることで、暗号資産報酬やインセンティブを受け取ることができる。
Suiはレイヤー１ブロックチェーンでありながら低コストかつ大容量データを高速で処理することで、Web3ゲーム業界で特に注目を集めている。
「SuiPlay 0X1」幅広いPCゲームと、Suiの技術で開発された新しいAAAタイトルに対応し、高品質なブロックチェーンゲームのプレイを可能にしたのと同時に、Play to EarnやGameFi分野でも注目が集まりそうだ。
「SuiPlay 0X1」の主なスペックは以下の通り。
| ディスプレイ | 7インチ、ベゼルレスIPSスクリーン採用 |
| メモリ | 16GB |
| ストレージ | 512GB |
| OS | Playtron Game OS |
| 解像度 | 1920 x 1200 |
| プロセッサ | AMD Ryzen™ 7 7840U |
Web3ゲーム業界、日本は世界を牽引できるか
同リリースについては、8月27日に東京で開催されていた「JAPAN Web3 Game Summit」でパートナーシップの柏木ケン氏が予告していた。
JAPAN Web3 Game Summitでは国内外のゲーム業界とWeb3業界のトップランカーがさまざまな講演をしたが、多くで語られていたのは、IP（知的産業）とクリエイトが日本の強みだという点。MystenLabsにおいても柏木氏が強く主張していた日本の強みといえよう。
なお、SuiPlay 0Xの先行予約発表後、Sui価格は今年下半期最高値を記録し、本稿執筆時点で0.907455ドル近辺を推移している 。
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