テラフォーム・ラボ、米国で破産手続き開始

LUNAとステーブルコインUSTを開発したTerraform Labs社は21日、2022年5月のTerraエコシステムの崩壊から回復したかに見えたが、米国デラウェア州に破産を申請した。

報告された価値では、推定資産と負債の両方が1億ドルから5億ドルの範囲内に置かれている。

テラフォーム・ラボ、ドゥ・クォン被告の法的問題の中で破産を宣言

最近の裁判所に提出された書類によると、Terraform Labsは米国デラウェア州において連邦破産法第11条の適用を申請した。

創業者であるドゥ・クォン被告が法的問題に直面し、現在モンテネグロで身柄引き渡しの身柄拘束を受けている中、同氏が米国の裁判所に対し、予定されていた裁判を4～6週間延期するよう求め、本人が裁判に出席する機会を求めていることを受けたものである。

裁判所はクォン被告の審理を1月29日に予定している。

BeInCryptoは12日、クォン被告の弁護士が裁判所に対し、同被告が1月に予定されている審問に出席できる可能性は低いと宣言したと報じた：

残念ながら、クォン氏の身柄引き渡しは、早くても2月か3月になりそうだ。

記事掲載時点で、テラのルナ・クラシックの価格は0.00010534ドル。破産申請はその価値に最小限の影響しか与えておらず、価格は過去1時間に0.15%上昇したが、それ以前の24時間では5.25%下落している。

昨年、暗号資産コミュニティは、Terraform Labsが評判を立て直していると推測した。特に、2022年5月に同社のエコシステムが大きく崩壊したことを受けて。

2023年7月、BeInCryptoは、Terraform Labsがクリス・アマニを新しい暫定CEOに任命したと報じた。

以前はCOOとCFOを兼任していたアマニは、Terraform Labsの評判を回復させる使命を帯びていた。

Terraform Labsは、2022年に起こったいくつかの暗号資産崩壊の最初の事件であった。ドミノ効果により、暗号資産市場から数日で数十億ドルの価値が一掃された。