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TORICO、ETH約3100万円で追加取得=株価12%急騰

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執筆&編集:
Shigeki Mori

19日 2月 2026年 17:10 JST
  • TORICOが2026年2月17日に約3,100万円でETHを追加取得し、累計保有量が1,787ETH超に拡大した。
  • 今回の平均取得単価は30万7,331円と過去最低水準で、ETH価格下落を買い増し機会に活用した形だ。
  • 発表翌日に株価が前日比12%急騰し、同社のETHトレジャリー戦略への市場の注目が高まっている。
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DAT企業のトリコ(TORICO)は17日、暗号資産イーサリアム(ETH)を約3100万円で追加取得したと発表した。同社にとって8度目の取得となり、累計保有量は1787ETH超に拡大した。同発表を受け、翌19日の株価は前日比35円高(+12%)の急騰を記録。市場参加者の間で同社のETHトレジャリー戦略への注目が一段と高まっている。

ETH追加取得の詳細と累計保有状況

トリコは2月17日、100.8663ETHを取得した。取得価額は3,099万9,365円、平均取得単価は1ETHあたり30万7,331円だった。

同社の累計取得状況は以下の通りだ。総取得数量は1,787.4184ETH(ステーキング収入分含む)、総取得価額は8億5,162万286円、平均取得単価は47万6,453円となった。

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注目すべきは今回の取得単価の水準である。2025年12月の取得開始時(平均46万1,200円)と比較すると、今回は約34%低い水準での仕込みとなっており、ETH価格の下落局面をむしろ積極的な買い増し機会として活用した格好だ。

新株予約権を活用した資金調達とトレジャリー戦略

トリコは現在、第11回新株予約権による資金調達を計画的に進め、調達資金を順次ETH取得に充当している。取得資産の保管については国内大手取引所との連携を基盤としており、海外アドバイザーや最新の金融プロトコルを活用した運用高度化も並行して推進している。

同社が掲げるのは、ステーキングをはじめとする機動的な運用手法を組み合わせ、暗号資産を収益獲得のための事業用資産として機能させる「稼ぐトレジャリー」モデルだ。単なる保有(HODLing)にとどまらず、PER型金融モデルの確立を目指している点が、他の暗号資産投資企業との差別化軸となっている。

マイクロストラテジー(現ストラテジー)がビットコインで実践したトレジャリー戦略をETHで展開しようという試みであり、国内上場企業によるこうした取り組みは希少だ。

株価急騰と今後の見通し

発表翌日の19日、トリコの株価は前日比35円高(+12%)と急騰した。同社株はETH価格と連動して動く傾向があり、市場ではETHのレバレッジドエクスポージャーとして機能する銘柄として認識されつつある。

ただし、同社自身が「現時点における当期業績への具体的な影響は未定」としている通り、暗号資産市場の価格変動リスクは依然として大きい。ETH価格が今回の平均取得単価(47万6,453円)を大幅に下回る局面が続けば、含み損の拡大が経営に影響を与える可能性もある。

トリコは、「国内最大級のイーサリアム運用会社」というミッションを掲げ、ETHの戦略的保有と運用を通じた株主価値最大化を志向している。新株予約権分の資金(1億4,500万円)は2027年1月以降に充当予定とされており、中長期にわたる継続的なETH取得が見込まれる。

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