ユニスワップ(UNI)の開発元であるユニスワップラボは13日、「Uniswap v4」のホワイトペーパーでV4の仕様を明らかにした。
Uniswap v4はオープンソースで、誰でもコードの閲覧が可能。開発に関するフィードバックなどができる。また、流動性プール作成の99%のコスト削減も見込まれている。
Uniswap v4の最大の新機能となるのは「フック」だ。これはプラグインとして機能し、柔軟でカスタマイズ可能な実行を持つ集中流動性プールを作成・デプロイすることができ、プールのパラメータの変更などの機能を追加が可能。例えば、時間をかけて大量の注文を実行するTWAMM、オンチェーンの指値注文、スワップ手数料や引き出し手数料の管理などができる。
Uniswap v4では、シングルトン、フラッシュ会計、ネイティブETHのサポートを通じて、ガス代が改善された。シングルトンモデルは、すべてのプールを1つの契約で管理。これにより、プール作成と1つの取引が複数のステップを経て行われるマルチホップ取引やプール作成のコストが削減される。フラッシュ会計は、取引の途中でのトークンの移動は考慮せず、取引の最後にしかトークンの移動を行わないため、取引の途中でのトークンの移動によるガス代が削減される。
Uniswap v4はETHをネイティブ形式でサポート。これにより、ETHを他の形式(WETH)に変換する手間とコストを省くことができる。v2では実装の複雑さとWETHとETHペア間の流動性断片化の懸念から、ネイティブETHペアが削除されていた。シングルトンとフラッシュ会計はこれらの問題を緩和するため、Uniswap v4ではWETHとETHの両ペアが使用可能。この他にもUniswap v4では、ガバナンスのアップグレードなども行われる。
ユニスワップは現在、オンチェーン取引量の57.4%のシェアを持ち、競合分散型取引所(DEX)の3倍以上の取引量とシェア占めている。
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