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Web3 SNSアプリUXLINK、1100万ドルのハッキング被害か

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編集:
Shota Oba

23日 9月 2025年 02:52 JST
Trusted-確かな情報源
  • ハッカーがUXLINKから1,130万ドルを流出させ、市場で大規模な売りとパニックを引き起こした。
  • あるウォレットがdelegateCallを悪用し、管理者権限を削除し、マルチシグオーナーを設置し、迅速な資産流出を可能にした。
  • UXLINKは問題を確認し、マルチシグウォレットから資金が複数の中央集権型および分散型取引所に流出したと強調した。
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UXLINKのトークン価格が急落した。セキュリティ企業Cyversが1,130万ドル規模のハッキングを報告し、ハッカーは300万ドル相当のUXLINKトークンを含む複数資産を盗んだとされる。

同社によれば、侵害はマルチシグウォレットで発生し、資金は複数のCEXやDEXへと移されている。

UXLINK大規模ハッキング

UXLINKはWeb3向けにAI駆動のソーシャルインフラ構築を目指すプロジェクトで、2023年のローンチ以降注目を集めてきた。しかし今回のハッキングは深刻な影響を及ぼす可能性がある。

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Cyversは報告で、delegateCallを用いた管理者権限の削除や、addOwnerWithThresholdによる新規マルチシグオーナー追加が行われたと指摘。これにより攻撃者が資産流出を開始できたという。

結果、USDT約400万ドルを含むUSDC、WBTC、ETHなど計1,130万ドル相当が流出した模様。あるウォレットは300万ドル分のUXLINKを受け取り、うち約80万ドル分を即座に売却した。

信頼の危機

急速な売却でUXLINKの取引出来高は1,700%以上急増。ハッカーと市場のパニック売りが重なり、トークン価値は急落した。

1時間で時価総額は7,000万ドル超失われた。

UXLINKの価格推移 出典:CoinGecko

今回の被害がプロジェクト総資産に占める割合は不明だが、最大の懸念は規模よりも信頼の喪失だ。強まる売り圧力と清算に直面するなか、UXLINKはPR危機を克服し、投資家の信用失墜を防ぐ必要がある。

失ったトークンは取り戻せても、失った信頼は容易に回復できない。

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