米資産運用会社ヴァンエック(VanEck)はこのほど、暗号通貨ソラナ(SOL)の価格評価レポートを公開し、強気シナリオの場合、2030年に3200ドルに達すると予測した。現在価格は前日比3.89%増の32.92ドル。ソラナは国内取引所GMOコインおよびSBI VCトレードに上場しており、日本居住のユーザーは日本円で購入できる。
ソラナ、現在価格の最大100倍に高騰も
ソラナは強気シナリオの場合、30年に3211.28ドルまで急騰する可能性がある。ソラナベースの分散型アプリケーション(DApps)に関し、利用ユーザー数1億人に達することが条件。同通貨の投資リターンは市場全体で80億ドルに達する可能性も。一方で、30年におけるソラナ・ブロックチェーンの収益性に関しては、イーサリアム(Ethereum)と比較して20%の利益率および半分以下の市場シェアに留まるとも予測。
強気シナリオでは現在価格の最大100倍に高騰すると予測を立てている一方、弱気シナリオでは様々な市場要因に伴い、9.81ドルまで下落する可能性も。
ソラナは高速な処理速度と格安のガス代(取引手数料)が特徴のレイヤー1ブロックチェーン。2020年3月にメインネットを開始後、DAppsの開発基盤として市場シェアを伸ばしてきた。同レポートによると、開発者の数、ベンチャーキャピタル、開発資金、TVL(Total Value Locked)などの面で、イーサリアム仮想マシン(EVM)互換のブロックチェーンと比べて規模が小さいという懸念点がある。
それでも同レポートでは「ソラナを意味のあるウェイトでポートフォリオに加えることは正当化できる」との結論を導き、ソラナ価格上昇の見込みは高いとしている。
TVL(Total Value Locked)とは:
分散型金融(DeFi)プロトコルあるいはブロックチェーン上に預けられた暗号資産の総価値を表す指標。当該プロトコルの市場価値を測る重要指標とされる。
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