Venice Token(VVV)は21日、11%上昇し、12.84ドルまで値を伸ばした。6月3日に記録した21.47ドルの高値以降、反発局面で上値を抑えてきた下降抵抗線を上回った。
この動きにより、10ドル直下で底をつけた6週間の調整局面が終了した。モメンタム、出来高、フィボナッチ構造の観点から、次の攻防ラインは14ドルとなる。
日足RSI、価格に先行して下降トレンドを上抜け
モメンタムは、価格変動に先行して転換した。日足RSIは、価格チャートよりも数セッション早く下降トレンドラインを上抜けた。アナリストはこうした先行指標をトレンド転換の初期シグナルとみなすことが多い。
指標は7月初旬に32付近で底をつき、Venice Tokenの価格が10ドル水準を試すタイミングと重なった。その後、50水準および移動平均線を回復し、現在は55近辺で推移している。
55は、70以上の買われすぎ圏までまだ余地がある。ただし、調整局面でRSIが再び50を下回ればシグナルは弱まる。
6月高値直前の分析では、VVVにベアリッシュ・ダイバージェンスが観測されたと指摘。以降、モメンタムは一巡し完全にリセットされた。
時間足出来高が重要な確認をもたらす
日次の出来高は慎重な見方を示している。5月以降一貫して減少しており、現時点では上位タイムフレームでのブレイクアウトはまだ裏付けられていない。
これを補うのが時間足チャートである。VVVは、7月18日から火曜日午前まで、11.35ドルから12.05ドルのレンジでパラレルチャネル内を推移した。チャネル上限を上抜けた際には、回復局面で最大の時間足出来高スパイクが発生した。
インパルス期に時間足RSIは83に達し、現在は70まで低下している。このため、12.00ドルから12.05ドル水準の再テストは自然な流れといえる。
その水準を維持できれば、新たなサポートとして機能し、5月上昇局面に先立つ強気なセットアップを再現することになる。
Venice Token、価格予想で14ドルが16.80ドルへのゲートに
21.47ドルからの調整は、フィボナッチ理論が示す価格帯でほぼ正確に止まった。安値は10ドル直下で形成され、0.618リトレースメント(9.33ドル)をわずかに上回り、過去のレジスタンス領域に近い水準となった。
現在のターゲットは、0.382リトレースメント(約13.97ドル)に位置する。この水準は14ドル前後の水平供給ゾーンと重なり、VVVは5月と6月に何度も足踏みした。そこまで上昇すれば現値から約9%の上昇幅となる。
14ドルを明確に上抜ければ、0.236(16.83ドル)水準が次の焦点となり、およそ31%の上昇となる。
さらにその先には、2025年1月の過去最高値22.58ドルが最終的な障壁となる。逆に14ドルで反落し、12ドルを割り込めば、強気構造は否定され10ドルサポート再試へと転じる。
ファンダメンタルズも動意付けを後押ししそうだ。Venice AIは7月17日、APIクレジット購入の100ドルごとに5ドル分のVVVを自動的に購入・バーンすると発表。5月にはVVVがアルトコイン全体の上昇を主導し、バーン増加で流通供給がタイト化。流通中のVVVの大半はステーキングの状態となっている。
現在の値動きは一つの問いに収れんする。買い手が14ドルを足場にできるのか、あるいは過去2度阻まれた壁で再びブレイクが失速するのか。








