トラスティッド

イーサリアム(ETH)基盤OSを搭載したスマホ「ethOS Phone」、一般販売が開始

4分
投稿者 Shota Oba
編集 Shigeki Mori

概要

  • Freedom Factoryは16日、イーサリアム(ETH)を基盤とする分散型オペレーティングシステム(OS)「ethOS」の最新版である3.0を搭載した「ethOS Phone」の一般販売を開始した
  • ethOSフォンは、0.22ETH(約10.5万円)で購入可能で、購入者はBaseチェーン上でNFTをミントし、その後、NFTをバーンして実際のスマートフォンと交換する
  • ethOS 3.0はPixel 7aに自由にインストール可能で、Web3の利用に適応したモバイルOSとして、イーサリアム・ネーム・サービス(ENS)などのWeb3サービスに対応できるよう設計されている
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Freedom Factoryは16日、イーサリアム(ETH)を基盤とする分散型オペレーティングシステム(OS)「ethOS」の最新版である3.0を搭載した「ethOS Phone」の一般販売を開始した。同デバイスは、グーグルのPixel 7aモデルにプレインストールされており、NFTを介して購入後、物理的なスマートフォンと交換することが可能である。本体の出荷は5月から予定されている。

ethOSフォンは、0.22ETH(約10.5万円)で購入可能で、購入者はBaseチェーン上でNFTをミントし、その後、NFTをバーンして実際のスマートフォンと交換する。同スマートフォンは、通常のモバイルウォレットアプリ間での切り替えなしにトランザクションが可能なシステムレベルのウォレットと統合されたネイティブブラウザを搭載しており、HeliosとNimbusのライトクライアント、XMTPメッセージングサポートも備えている。

  • イーサリアムのライトクライアントは、ブロックチェーン全体をダウンロードせずに、ブロックのヘッダーのみを利用してトランザクションを検証する仕組み。効率的でリソースを節約できる。
  • XMTPは、暗号資産のウォレットアドレスを使用して、プライバシーを保ちながらメッセージを送受信するためのプロトコル。ブロックチェーン技術を活用し、セキュリティと匿名性を高める。

ethOS 3.0はPixel 7aに自由にインストールが可能

ethOS 3.0はPixel 7aに自由にインストール可能で、Web3の利用に適応したモバイルOSとして、イーサリアム・ネーム・サービス(ENS)などのWeb3サービスに対応できるよう設計されている。OSは、イーサリアムのライトクライアントノードをシステムサービスとして稼働させることで、全てのブロックチェーンデータを保存することなくトランザクションを検証できる。

Freedom Factoryのグローバルチームは、2012年にethOSプロジェクトを立ち上げ、以降、オープンソースとしてソースコードをGitHubに公開してきた。同社はこれまでに、ethOS V1をLineage OSをベースに開発し、その後、よりセキュリティが強化されたGraphene OSをベースにリニューアルしたethOS 2.0を展開してきた。また、昨年はPixel 7asの「Nouns」限定版を提供し、今年は通常版の販売を行っている。Web3技術を採用したスマートフォンにはレイヤー1ブロックチェーンのAptos(アプトス・APT)とJamboが2月に発売したWeb3対応スマートフォン「JamboPhone」やソラナ(SOL)のスマートフォン「Saga」などが展開されている。Sagaの第2弾は予約注文が10万代を突破していた

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国際関係の大学在籍中に国内ブロックチェーンメディアでのインターンを経て、2つの海外暗号資産取引所にてインターントレーニング生として従事。現在は、ジャーナリストとしてテクニカル、ファンダメンタル分析を問わずに日本暗号資産市場を中心に分析を行う。暗号資産取引は2021年より行っており、経済・社会情勢にも興味を持つ。
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