米暗号資産(仮想通貨)運用会社コインシェアーズによると10月第1週、暗号資産マーケットの資金フローは7800万ドルの純流入を記録した。2100万ドルの純流入にとどまった9月最終週と比べ、370%増加した。
イーサリアム先物ローンチ不調に終わるも、資金流入は大幅増
コインシェアーズ週次レポートによると、ヴァルキリー、ヴァンエックなど資産運用大手各社が先物型イーサリアムETF(上場投資信託)をローンチするも、投資家の関心はさほど集まらなかったという。
先週は、米国で6つのイーサリアム先物ETFがローンチされ、マーケットにおける投資意欲を試す重要な一週間となった。最初の週に1000万ドル弱の資金を集め、最初の週に10億ドルを記録したビットコイン先物ETFのローンチと比較すると、投資意欲の低さが浮き彫りとなった
CoinSharesレポート
一方、暗号資産の資金流入は増加している。米ブラックロックがビットコイン現物ETFをSECに申請した直後の6月最終週、暗号資産マーケットは1億9900万ドルの純流入を記録。この時以来、約3カ月ぶりの高水準となる。
ソラナ(SOL)、2400万ドルの純流入を観測
暗号通貨ソラナ(SOL)は同週、22年3月以来の高水準となる2400万ドルの純流入を記録。現在、最も投資家に人気のアルトコインと言える。同通貨のTVL(分散型金融(DeFi)プロトコルに預けられた暗号資産の総価値)は2日、年初来高値を更新する3億3937万ドルを記録。ソラナ価格も同日、1カ月半ぶり24ドル台に回復し、週間上昇率は25.5%増となった。
ソラナ好調の背景として、破綻した米暗号資産取引所FTXが9月、保有資産の清算について米国裁判所から承認を受けたことが挙げられる。FTXが段階的に保有資産を売却する見通しが立ったことで、売り圧リスクを回避し、投資家心理に好影響を与えたもよう。FTXは同時点で、11億6000万ドル相当のSOLトークンを保有していた。
ソラナは現在、前日比4.31%減の22.22ドル。国内取引所GMOコインおよびSBI VCトレードに上場しており、日本居住のユーザーも日本円で直接購入できる。
Follow us on:
X(Twitter):@BeInCryptoJapan
Telegramチャンネル:@BeInCrypto Japan オフィシャルチャンネル
免責事項 - Disclaimers
当ウェブサイトに掲載されているすべての情報は、誠意をもって作成され、一般的な情報提供のみを目的としています。当ウェブサイトに掲載されている情報に基づいて行う一切の行為については、読者ご自身の責任において行っていただきますようお願いいたします。