REX-Ospreyの新たなXRP ETFが本日ローンチされ、過去の取引量記録を塗り替えた。取引開始から90分で、XRPPは従来のXRP先物商品の5倍の取引量を記録した。
ドージコインETFも予想を大きく上回る成果を収め、弱気シグナルを覆した。これらの結果は、アルトコインETF市場の潜在力を改めて浮き彫りにした。
Sponsored新たなXRP ETFが首位に
XRP ETFの可能性は、直近の規制判断を背景に暗号資産業界で大きな注目を集めている。
REX-Ospreyは9月18日、米国でXRP ETFをローンチし、Cboeでティッカー「XRPR」として取引を開始した。
発行体によると、ファンドはスポットXRPを中心に保有する一方、一部はXRP連動のETPにも投資するため、完全な「純粋スポット」構造ではない。
XRPPは従来のXRP先物商品の取引量を大幅に上回り、わずか90分で初日取引量の5倍を記録した。
すでに取引量は2400万ドルに達しており、この水準が継続すれば記録的なETFとなる可能性がある。
SponsoredアルトコインETF市場の盛り上がり
REX-OspreyはXRP ETFに加え、ドージコインETFも同日にローンチした。当初、市場は懐疑的で、遅延が投資家心理を冷やしていた。
しかし、実際には予想を上回り、600万ドル超の取引量を記録した。
これらの成果はXRPやドージコインにとどまらず、アルトコインETF市場全体の成長を示唆する。多数のアルトコインETF申請がある一方で、ビットコインやイーサリアムが依然として市場を支配しているとの懸念も残る。
ただし、REX-Ospreyの事例は、アルトコインETFが市場の需要を十分に捉え得ることを証明している。
REX-OspreyのXRP ETFが異なる理由
XRPRはスポットビットコインETFとは構造が異なる点に注意が必要だ。ビットコインETFは現物を直接保有するが、XRPRは1940年投資会社法に基づき、スポットXRPとデリバティブ、XRP連動商品を組み合わせたハイブリッドモデルを採用している。
この仕組みにより規制下でのアクセスが可能となるが、「純粋スポット」ETFに比べ、追跡誤差や追加コスト、透明性の低下を招く可能性がある。
さらに、XRPRの承認はSECがスポットXRP ETFを包括的に認めたことを意味しない。今回のローンチは、新しい上場基準を活用した限定的な承認であり、大手発行体が申請中の純粋なスポットXRP ETFとは区別される。
したがって、XRPRは米国市場におけるXRP投資機会の拡大を示す重要な一歩ではあるが、今年初めに承認されたスポットビットコインETFのような規制上の転換点とは異なる。