2025年上半期は、暗号資産の保有構造に大きな変化が見られた。注目すべき変化の1つは、XRPの保有者比率が半減したことだ。しかし、全体の市場シェアではソラナを上回り続けた。
保有者の減少にもかかわらず、XRPに対する投資家のセンチメントは依然としてポジティブであり、6月の最新オンチェーンデータに反映されている。
XRP保有者数が半減、それでもソラナを上回る理由は?
Bybitの「25H1資産配分レポート」によれば、XRPの保有者の割合は2024年10月から2025年5月にかけて、1.29%から2.42%にほぼ倍増した。
しかし、2025年上半期内に限定すると、比率は5%から2.42%に減少した。これらの対照的な数字は、時間枠によって結論が異なる可能性を示している。

XRPの保有者数は大きな変動を示し、XRPの価格変動に密接に追随している。そのため、長期的なトレンドは成長を示しているが、短期的な数字は急激な減少を経験する可能性がある。
一方、ソラナの保有者比率は2024年11月の2.72%から2025年5月には1.76%に減少した。Bybitは、この減少の一部を、XRPスポットETFの承認に対する楽観的な見方の中で、SOLからXRPへの投資家のローテーションに起因するとしている。
「暗号資産投資業界の見解では、リップルスポットETFの承認はソラナスポットETFの承認に先行する可能性が高い。そのため、機関投資家の一部資本がSOLからXRPに移行していることが観察されている」とレポートは述べている。
より広範な視点では、小口投資家はビットコインから、より高い上昇の可能性があると見られるオルトコイン、特にXRPに移行しているようだ。
Bybitの分析によれば、2024年11月から2025年5月にかけて、小口トレーダーのビットコイン保有は減少したが、機関投資家のビットコイン保有は安定していた。

「さらなる分析に基づくと、小口トレーダーはビットコイン保有を処分し、XRPなどのオルトコインを購入し、通常より多くのステーブルコインを保有している可能性が高い」とレポートは指摘している。
このトレンドをさらに裏付けるように、BeInCryptoは最近、XRPのクジラウォレット数が6月に2700を超え、12年ぶりの高水準に達したと報告した。この増加は、大規模投資家の信頼が高まっていることを示している。
これらの動向は、XRPが小口および機関投資家の両方から持続的な関心を集める稀なケースとして浮上していることを示唆している。
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