XRPは直近7日間で+10%上昇し、本稿執筆時点で約3ドルを推移。暗号資産市場全体の時価総額が+1%にとどまる中で目立つパフォーマンスを示している。
値動きとデリバティブデータの双方が強気継続を裏付けており、センチメント改善が鮮明だ。
レバレッジ上昇とEMA突破が強気トレンドを示唆
CryptoQuantによると、バイナンスにおけるXRPの推定レバレッジ比率(ELR)は7日間で+6%、週次高値の0.325に到達。投資家のリスク選好と確信度の高まりを示している。
SponsoredELR上昇は「より高いレバレッジでポジションを構築=強い確信」と解釈され、短期上昇継続の可能性を示唆。一方で過度なレバレッジは清算リスクを孕む。
テクニカルでも、XRPは日足で20日EMA(2.91ドル)を上抜き。EMAが動的サポートに転じ、トレンド転換を確認した格好だ。
20EMA上抜けは短期トレンド転換を意味し、買い手優位を示す重要シグナルとなっている。
3.12ドルがサポート化すれば3.22ドルへ
XRPは現在、3.12ドルの抵抗に直面。買い圧がこのラインをサポート化できれば、次のターゲットは3.22ドルとなる。
ただし利確が強まれば失速し、20EMA割れ=2.87ドルまで調整するリスクも残る。
結論: レバレッジ急増とEMAブレイクアウトが強気シグナルを点灯。3.12ドル突破なら上昇継続、割り込めば2.87ドル調整を想定。