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ユガラボ、OpenSeaから撤退か=NFT市場は冬の時代が続く

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Bored Ape Yacht Club(BAYC)などの発行元であるユガラボ(YugaLabs)は24年2月までに、OpenSeaのロイヤルティ任意モデルへの変更を受けて、OpenSeaのSeaportとの取引を停止する意向を示した。オープンシーが17日、発表した「ロイヤリティ・オプション・モデル」の適用に対するもの。

同社ダニエル・アレグレCEOは、「クリエイターには適切な報酬が与えられるべきだ」と語り、OpenSeaの運営方針に反対している。ロイヤリティ・オプション・モデルは、NFTの所有変更時のクリエイターへの報酬を、NFT保有者が選べる制度。これにより、保有者は価格を下げて販売を促進できるが、クリエイターは二次流通の収益を失う可能性がある。

BAYC JapanのYuAyayo共同設立者はX(旧Twitter)で「YugaLabsは『コントラクトの更新可能なNFTと、新規発行NFTの撤退』と明記しており、全てのNFTとは書いていない。 つまり、BAYCは現状維持の可能性がある」と語った。ユガラボは、クリエーターのロイヤルティを実施しないマーケットプレイスに対しこれまで厳しい立場を取ってきた。同社のNFTプロジェクトからなる22年のロイヤリティ収益は約1億4800万ドルに昇る。

NFT市場、冬の時代が続くか

ハローキティーとのコラボNFTなどのブランドのIPを提供していたNFTプラットフォームのRecurは21日、プラットフォームの閉鎖を発表した。MTVとのコラボも行っており、アーティストのBLACKPINKにNFTを贈呈していたことでも知られる。

ユーザーは11月16日までに、NFTを任意のブロックチェーン上のセルフカストディ型ウォレットに移動する必要がある。この期日を過ぎてNFTを引き出さない場合、NFTへのアクセスが不可になる。RECURは11月22日をもって、保有するすべてのNFTメディアとメタデータをファイルコイン(FIL)のIPFSに転送される。

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Shota Oba
国際関係の大学在籍中に国内ブロックチェーンメディアでのインターンを経て、2つの海外暗号資産取引所にてインターントレーニング生として従事。現在は、ジャーナリストとしてテクニカル、ファンダメンタル分析を問わずに日本暗号資産市場を中心に分析を行う。暗号資産取引は2021年より行っており、経済・社会情勢にも興味を持つ。
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