戻る

ジーキャッシュ(ZEC)1500ドル示唆 道のりは無リスクか

01日 11月 2025年 18:14 JST
Trusted-確かな情報源
  • ジーキャッシュの価格はフラッグ型から上放れ、$1,567への上昇継続を示唆する。
  • RSIとCMFはいずれも強いモメンタムを確認し、大口投資家の継続的な買い意欲を示している。
  • 過度なロングのレバレッジは、$312割れで大規模な強制清算を誘発し、上昇局面を失速させ得る。
プロモーション

Zcashの価格は爆発的上昇を延長し、本日14%高となり、月間の上昇率は200%超となった。プライバシー型トークン(ZEC)は過去3か月で1130%以上上昇し、市場でも際立つ急反発の一つ

指標は依然として強気の勢いを示す。だが、レバレッジの高い取引により、1567ドルなどの高値目標への道のりは決して安全ではない。

Sponsored
Sponsored

隠れ強気ダイバージェンスでジーキャッシュの上昇持続か

10月3日から10月30日にかけて、ZECの安値は切り上がった。一方、相対力指数(RSI、売買の強さを測る指標)は安値を切り下げた。

これは隠れた強気のダイバージェンスと呼ぶ。進行中の上昇トレンド継続を示唆することが多い。

Hidden Bullish Divergence At Work
隠れた強気のダイバージェンスが機能 出典: TradingView

トークンのテクニカル分析と市場の最新情報:さらに詳細なインサイトをご希望の場合は、編集者ハルシュ・ノタリヤが毎日お届けするニュースレターにご登録ください

ZcashのRSIは70超を維持し、短期の利確局面でも買い優位を示す。このパターンは、投資家が退出ではなく再参入していることを示す。トレンドは維持されている。ただし、RSIの過熱は、やがてZcashの押し目局面を招く可能性がある。

全体の強気を裏付けるように、チャイキン・マネー・フロー(CMF、資金の出入りを測る指標)はプラス圏を維持。

ZEC Whales Still Around
ZECのクジラは健在 出典: TradingView
Sponsored
Sponsored

ZECのCMFは数週間ゼロ割れしておらず、現在は0.05付近で安定した資金流入を示す。0.14を上抜け0.24に向かえば、買いの第2波を誘発し、短期の上昇幅拡大につながる可能性がある。

10月末に大口資金の流出があった点は留意。だがゼロを割り込むことはなかった。

また、この指標は11月初日にすでに上向いた。クジラの確信が強まっている示唆。

買いのレバレッジは自信とリスクを高める

この強気の構図は、レバレッジ勢を記録的水準まで引き寄せた。Bybitの清算マップによれば、ZEC/USDTのロングのレバレッジ総額は約3245万ドル。ショートは104万ドルで、ほぼ30分の1。

直近24時間の上昇で、複数のショートがすでに清算された可能性がある。

Sponsored
Sponsored
ZEC Liquidation Map
ZEC清算マップ 出典: Coinglass

これは、多くのトレーダーが上昇継続に賭けていることも意味する。だが同時に、脆い均衡も生む。Zcashがわずかに下落しても、過度にレバレッジをかけたロングが急速に清算され、追い売り圧力を招く恐れがある。

このため、短期の重要サポートは342ドルと312ドルとなる。312ドルを割り込むと、連鎖清算が始まる可能性がある。

ZEC価格予想:上昇は1500ドル突破か

Zcashは、以前の予想どおり、フラッグ&ポールのブレイクアウト内で推移している。これは大幅上昇に先行しやすい構造である。

Sponsored
Sponsored

438ドル超えのブレイクで継続が確認された。次のフィボナッチ目標は594ドル、847ドル、1256ドル。

フラッグのポールの全投影は、長期目標を1567ドルと示す。現在の437ドル近辺から約250%の上昇余地。

Zcash 価格分析 出典: TradingView

ただし、Zcashの急騰は高いボラティリティの継続も意味する。強気の構造と資金流入の強さ、過剰なレバレッジが重なる。この上昇には期待とリスクが同居する。

現状、上昇トレンドは維持しているが、投資家は312ドルを厳重に注視すべきだ。同水準を割ると見方が急変し、先述の清算マップどおり既存のロングポジションは全て清算される。

一方、ZECが342ドル(フィボナッチ0.618水準)を上回る限り、あらゆる下落は健全な押し目に見える。

ZECが245ドルを失うと、上昇は弱まる。185ドル割れで強気の構造は崩壊する。

免責事項

当ウェブサイトに掲載されているすべての情報は、誠意をもって作成され、一般的な情報提供のみを目的としています。当ウェブサイトに掲載されている情報に基づいて行う一切の行為については、読者ご自身の責任において行っていただきますようお願いいたします。

スポンサード
スポンサード