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ビットコイン関連企業株が暴落=BTC1回下落で株価は4回急落

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著者:
Linh Bùi

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編集:
Shigeki Mori

04日 9月 2025年 14:00 JST
Trusted-確かな情報源
  • ビットコイントレジャリー企業(BTCTCs)は、10週間で50~80%の損失を出し、ビットコイン自体の価格変動を大きく上回った。
  • メタプラネットは18か月間で12回の「ミニベア市場」を経験し、下落の42%のみがビットコインのサイクルと直接一致した。
  • オプション発行や資金調達、BTCプレミアムの縮小といった内部要因が、ビットコイン自体を超えてBTCTCのリスクを増幅させる。
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過去10週間で、ビットコインを財務資産として保有する企業の株価が50~80%下落した。ビットコインが1回下落する間に、関連企業株は4回下落するという極端な値動きを見せている。メタプラネット(MTPLF)は18カ月間で12回の「ミニ弱気相場」を経験し、激しい変動性を露呈した。

投資家の間では、これらの企業株がビットコインの値動きを単純に反映しているのか、それとも企業固有の要因が価格変動を増幅させているのかという疑問が高まっている。市場関係者は、暗号資産保有企業への投資リスクの再評価を迫られている。

BTCTC株がビットコイン自体よりリスクが高い時

過去10週間で、ビットコイン財務会社(BTCTC)の株価は50~80%の下落を記録し、投資コミュニティ全体で懸念の波を引き起こしている。メタプラネット($MTPLF)は、この厳しい変動性の明確な例である。

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ビットコイン財務会社の株価の変動。出典:X
ビットコイン財務会社の株価の変動。出典:X

18か月間で、メタプラネットは12回のミニベアマーケットを経験した。これには、単日の急落から長期の下落トレンドまで含まれる。平均して、各下落は約-32.4%で、20日間続いた。特に最悪の局面では、株価が119日間で78.6%下落した(2024年7月25日~11月21日)。

メタプラネットの株価。出典:マーク・モス
メタプラネットの株価。出典:マーク・モス

これらの下落がビットコイン(BTC)の変動性にどの程度影響を与えるのかが問題である。

アナリストのマーク・モスによれば、データはメタプラネットの修正のうち41.7%(12回中5回)がビットコインの下落サイクルと一致していることを示している。逆に、半数以上はオプション発行、資本調達、または「ビットコインプレミアム」の縮小(株価とBTC保有の実際の価値の差)などの内部企業要因によって引き起こされた。

それでも、マークは部分的な関連性を観察した。

具体的には、メタプラネットの最も深刻な下落(-78.6%や-54.4%など)は、ビットコインの大幅な下落と重なる傾向があった。これは、BTCが高い変動性のフェーズに入ると、BTCTCの株価が長期間弱いままで、市場と内部の両方のダイナミクスから二重の打撃を受けることを示唆している。

もちろん、ビットコインは依然として主要な影響力を持つ。しかし、企業の変数が実際の「レバレッジ」として機能し、BTCTCの変動性をBTC自体をはるかに超えて増幅させている。ビットコインが4年サイクルで理解できるなら、BTCTCは「1年で4つのサイクル」のように振る舞う。

「要するに、部分的な同期はBTCの変動性がメタプラネットに影響を与えることを示唆している…」とマーク・モスは述べた。

投資家にとって、BTCTCを保有することは単にビットコインの価格に賭けるだけでなく、企業の資本管理、財務構造、ビジネス戦略にも賭けることを意味する。

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