The Open Network(TON)は重要な投資を獲得し、機関投資家の長期的な信認が高まっていることを示している。7億8,000万ドル規模の財務発表やLedger Liveでのステーキング統合、オンチェーン指標の改善を背景に、アナリストの間ではTONが次の大規模な暗号資産ラリーに備えているのではないかとの見方が浮上している。
ヴァーブ・テクノロジー、TONに大規模投資 Ledger経由でステーキング拡大
Verb Technology Companyは、7億8,000万ドル超の財務資産を明らかにし、TONへの戦略的シフトを鮮明にした。社名もTon Strategy Companyへと変更予定で、7億1,300万ドルのトンコインと6,700万ドルの現金を保有している。
今回の発表は、今月初めに実施された5億5,800万ドル規模の私募に続くもの。110以上の機関投資家や暗号資産投資家からの支援を受けた。
資金の大部分はトンコインの取得に充てられ、VERBはTONを主要な財務準備資産とした初の上場企業となった。
私募から数日で資産が7億8,000万ドルを超えたことは、TONに対する信念を示すものだ。単なるバランスシートの拡大ではなく、TONブロックチェーンのセキュリティ強化にも貢献している
— マニュエル・ストッツ氏(Verb Technologyエグゼクティブチェアマン)発表
同氏は、流通供給量の5%以上を保有し、ネットワーク基盤の強化を目指すと説明。再投資されたキャッシュフローやステーキング報酬などを通じてトンコインを積み増していくとした。
上昇基調を後押しする動きとして、P2P.orgはLedger LiveにTONのネイティブステーキングを統合。数百万のLedgerハードウェアウォレット利用者に、安全で非カストディアルなアクセスを提供する。
この統合はLedger Live初のバリデーター主導型ソリューションで、必要数量をネイティブ要件の30万からわずか10TONにまで引き下げた。
さらにQuantstampとTrail of Bitsによる二重監査を経ており、ユーザーの完全なコントロールを維持しながら機関投資家レベルのセキュリティを担保している。
TONステーキングはもはやインサイダーだけのものではない。Ledgerデバイスを持つ誰もが利用できる
— アルテミー・パルシャコフ氏(P2P.org副社長)
利用者は36時間の短い期間でステークや引き出しが可能。年利換算で約4.7%の複利報酬を得られる仕組みとなっている。
オンチェーン指標が示す勢い
CryptoQuantのデータによれば、TONのシャープレシオ(リスク調整後リターン指標)は8月にマイナスからプラスへと転換。持続的な上昇を示唆するシグナルとされる。

暗号資産インフルエンサーのクラッシュ氏も、TONが大きな富を生み出す可能性に言及している。
次の暗号資産の億万長者はTONから生まれる。ソラナでもイーサリアムでもない
TelegramがTONをミニアプリ基盤やウォレット、10億超のユーザーベースでの決済に統合する中、TONは他のレイヤー1を凌ぐ主流の露出を獲得している。
機関投資家の参入、小口投資家に開かれたステーキング、改善するオンチェーン指標を背景に、TONは成長局面にある可能性が高い。
さらに日次アクティブアドレスの増加など需要の高まりも観測され、注目度は一段と強まっている。
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