DAO型ゲームギルドサービスを提供するForNが19日に公表した、ブロックチェーンゲーム(BCG)に関する調査結果によれば、8割がブロックチェーンゲームは「興味がある」と回答するも9割はプレイに至っていないことが明らかになった。
同調査は5月19日から22日までゲームが好きな一般人とゲーマー合計1,018名を対象に行われた。ゲームが好きな一般ユーザーに対して「BCGを知っているか?」との質問には「知っている」と答えたのは26.8%だった。
「ブロックチェーンゲームをプレイしたことがありますか?」との質問に対しては、「はい」が3.7%、「いいえ」は96.3%となった。一部にはラグナロクやシューティングといったWeb3ゲームのプレイ経験者もいるが、大半は未経験だ。一方でBCGに興味を示した回答者は全体の8割を超える結果となった。
興味があるがプレイしていない理由としては、ゲームについての理解や知識の不足が7割以上いた。具体的には、「ブロックチェーンゲームについてあまり理解がない」43.3%、「BCGの内容について知識がない」34.8%、「プレイ環境が整っていない」28.9%、「ブロックチェーンゲームの始め方がわからない」20.9%、「友人や知人でプレイしている人がいない」21.7%、「暗号資産(仮想通貨)の取引に懸念がある」21.7%といった回答があり、知識不足や環境整備などが課題となることがわかった。
BCGの開始する条件に関しては「無料プレイ」が最も求められ、次いで「稼ぎ方の学習」や「仮想通貨ウォレットの企業側の準備」があげられた。プレイヤーは「お金が稼げるゲーム」に大きな魅力を感じ、特にゲーム内で取引可能なアイテムに67.9%の人々が興味を示した。ブロックチェーンゲームは経験者から82.1%の高評価を得ており、64.2%がWeb3ゲームが主流になると予想し、58.9%がその普及を見越している。
大手ゲーム会社の動向は?
大手ゲーム会社セガの副社長兼共同最高執行責任者の内海州史氏は7日のブルームバーグへのインタビューで、同社のBCGに関し、見解を示した。同社は当面、外部開発会社によるBCGなどに同社の主要なキャラクターは貸し出さないとし、「プレイ・トゥ・アーン(P2E)ゲームのアクションは面白さに欠ける。ゲームが面白くなければ、意味はない」と苦言を呈した。一方、仏大手ゲーム会社Ubisoftは6月28日、同社初のブロックチェーンゲームとなる「Champions Tactics: Grimoria Chronicles」を発表していた。
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