Aerodrome FinanceのネイティブトークンであるAEROが、16日の暗号資産市場で5%上昇し、主要銘柄の上昇率ランキングで首位に浮上した。市場全体が停滞感を強める中、AEROは堅調な値動きを維持している。
オンチェーンデータを分析すると、同トークンへの需要が拡大していることが判明した。現物取引に加え、デリバティブ取引への参加者も増加傾向にある。こうした取引動向は、今後のセッションでAEROがさらなる上昇を遂げる可能性を示唆している。ただし、上昇余地はどの程度まで見込めるのか注目される。
SponsoredAEROラリー、取引量急増と未決済建玉最高記録で確信を得る
AEROの5%の価格上昇は、日次取引量の顕著な増加を伴っている。過去24時間で552%以上の上昇を見せ、取引量は2億6100万ドルを超えた。
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資産の価格と取引量が同時に急上昇する場合、そのラリーが短期的な投機ではなく強い確信に支えられていることを示す。
高い取引量は、多くの参加者がトークンを積極的に取引していることを示し、AEROの上昇傾向を裏付け、突然の反落の可能性を低減する。
現物市場を超えて、AEROの先物オープンインタレストも過去最高に達し、デリバティブ取引の活動が急増していることを示している。Coinglassのデータによれば、オープンインタレストは現在1億2300万ドルに達し、過去24時間で21%の増加を示している。
オープンインタレストは、未決済の先物またはオプション契約の総数を指す。オープンインタレストが価格上昇とともに増加する場合、新たな資金が市場に流入していることを示し、トレーダーの信頼を反映している。
OIの急増は、デリバティブ市場での投機と流動性の高まりを示し、センチメントに応じて価格の勢いを増幅する可能性がある。
AEROにとって、価格とオープンインタレストの同時上昇は、トレーダーがポジションを受動的に保持するのではなく、さらなる上昇を見越して積極的にエクスポージャーを構築していることを示している。この上昇傾向は、今後の取引セッションで新たな高値に押し上げる可能性がある。
AERO、1.30ドルのブレイクアウトを狙うも、1.06ドルのサポートが重要
現物市場と先物市場の両方で需要が高まる中、AEROは現在の勢いをさらに延ばす好位置にある。買い手側の需要が増加すれば、トークンは1.30ドルの価格帯に突入し、その上での安定を試みる可能性がある。
このシナリオでは、AEROは1.3066ドルの抵抗を突破し、持続的な蓄積パターンに応じて1.5486ドルに向かう可能性がある。
しかし、利益確定が再開されれば、AEROは1.0674ドルまで下落する可能性がある。