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アルトコイン売買は平常化=暗号資産市場は方向感欠く

  • グラスノードのデータによると、アルトコイン取引は2022年以降中央値にまで冷え込んでいる。
  • ビットコインのドミナンスは60.49%で、トレーダーが注視する水準を約1ポイント下回る。
  • あるアナリストは、ドミナンスチャートにおいて三角形が形成され、上側のトレンドラインに近づいているとみている。
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アルトコインの取引が通常の水準に戻った。暗号資産のスポット総取引高はビットコイン(BTC)の約3倍となり、9月下旬のほぼ4倍から縮小した。

投機的な熱気が落ち着く一方、暗号資産市場はビットコイン優位でもアルトコイン優位でもない状態にある。このためイーサリアム(ETH)などアルトコインの保有者にとっては、明確な売買の手がかりが見えにくい。27日時点のビットコインのドミナンス(市場占有率)は60.49%と、あるアナリストがビットコイン主導とアルトコイン転換の分岐とみる水準の中間にとどまる。

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アルトコイン取引、2022年の中央値に回帰

GlassnodeのリードアナリストAntiFragile氏は、ビットコインのスポット取引高と全体のスポット取引高を7日間で比較している。比率が高いほど、アルトコインの取引活発度がビットコインより相対的に高いことを示す。

この比率は9月下旬に約4となり、Blockchaincenterのアルトコイン・シーズン・インデックスが約63まで上昇した時期と重なる。その後比率は約3に低下し、これは2022年以降の中央値に当たる。

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中央値は通常の取引水準を示す。売買対象の広がりも縮小した。10月18日時点で、バイナンス上場アルトコインの48.4%が200日移動平均を下回った。これは同月初旬の10%未満から大幅増となる。

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ビットコイン・ドミナンスは上限へ迫る

こうした落ち着いた市場がアルトコイン買いを呼び込むかは、ビットコイン・ドミナンス次第だ。この指標はビットコインが暗号資産市場全体に占める時価総額の割合を示す。

ドミナンスは10月27日に60.49%となり、10月18日には60.91%まで上昇した。10月のピークは5月中旬以来の高水準である。

ビットコイン・ドミナンス日足チャート 60.5%近辺で推移 出典: TradingView
ビットコイン・ドミナンス日足チャート 60.5%近辺で推移 出典: TradingView

この水準から前回ドミナンスが下がった際はアルトコインに有利となった。ドミナンスは5月中旬から6月初旬にかけて約58%まで下落した。同時期にアルトコイン・シーズン・インデックスは約25から50へ上昇した。

Ash Crypto氏は、この局面を2つの水準で整理する。61.5%を上抜ければビットコイン優勢が続き、アルトコインは軟調となる。一方、58%を下回ればイーサリアム(ETH)やアルトコインへの資金移動が始まると同氏は指摘する。

「ETHは過去4カ月間好調だったが、今後も継続するにはドミナンスが61%から下落することが必要だ」とアナリストは述べた。

一方、アルトコイン・シーズン・インデックスは51と中立水準にある。これはビットコイン期(25)とアルトコイン期(75)の中間に位置する。

資金循環を鈍らせる要因もある。10月26日、取引所のERC-20ステーブルコイン準備残高は559億7000万ドルとなった。2025年11月の約780億ドルから大きく減少している。

トレーダーは通常、取引所内にあるステーブルコインで暗号資産を購入する。そのため残高が減れば即戦力となる現金も乏しくなる。

現在のドミナンスは上限線まで約1ポイント、下限線まで約2.5ポイントと迫る。どちらかに動けば、落ち着いたアルトコイン市場が新たな買い手を呼び込むかどうかが明確となる。

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