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アーサー・ヘイズ氏、「ミームコインは一概に無意味とは言えない」

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ヘッドライン

  • BitMEX共同創設者アーサー・ヘイズ氏はこのほど、すべてのミームコインを「無意味」と一括りにする前に慎重になるべきだと主張した
  • 同氏は「これらを無価値と見なすこともできるが、注目と新規エンジニアを暗号資産業界にもたらすなら、チェーン自体にとっては価値がある」と指摘
  • Real Visionのラウル・パルCEOはミームコインが若年層の暗号投資家にますます人気が出ると見ており、Gen Zとミレニアル世代の「ゲームメンタリティ」が活かされており、「これは金銭を使ったゲームと同じである」と付け加えた
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BitMEX共同創設者アーサー・ヘイズ氏はこのほど、すべてのミームコインを「無意味」だと十把一絡にすべきではないと主張し、これらが立ち上げられるブロックチェーンネットワークにとってプラスの効果をもたらす可能性について論じた。

ヘイズ氏は3月30日、Real Visionのラウル・パルCEOとのインタビューにおいて、ミームコインが注目を集め、新規ユーザーやエンジニアをブロックチェーンに引き寄せることで、暗号資産セクターに価値をもたらすと述べた。同氏は「これらを無価値と見なすこともできるが、注目と新規エンジニアを暗号資産業界にもたらすなら、チェーン自体にとっては価値がある」と指摘。「この文化を支えるチェーンが価値を持つ」とヘイズ氏は語り、ソラナとイーサリアムがミームからの注目を集めるのに最適なネットワークであると主張した。米大手資産運用企業フランクリン・テンプルトンは3月14日、ミームコインとそれが支えるネイティブネットワーク間に「強い」関係があると指摘していた

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23年、ソラナネットワークは11月のミームコインブーム到来後、活動が大幅に増加し、その後数ヶ月で多くのミームプロジェクトが立ち上がった。23年初頭にはBRC-20トークンとオーディナルズを筆頭にビットコインのネットワークと開発活動は顕著に拡大した。実際、ミームコインは暗号資産の1つの文化として繁栄しており、WIFをモチーフとなっているピンクのニット帽をかぶった柴犬をラスベガスの球体スクリーン「スフィア(Sphere)」に表示させる見通しだ。

さらに、アバランチ財団は3月15日、アバランチチェーン上で発行されているミームコイン5銘柄を新たな投資していると明かした。これはアバランチ財団によるチェーン上のミームコイン支援を目的としたプログラム「カルチャーカタリスト」に基づく・

Z世代・テクニカル分析の投資家を中心にさらなる過熱感に期待

パル氏は、ミームコイン人気は若年層の暗号資産投資家の間で加熱すると見ている。いわゆるZ世代、ミレニアル世代の「ゲームメンタリティ」が活かされており、「これは金銭を使ったゲームと同様のものになる」と付け加えた。

一方、ヘイズ氏はミームコインに投資する前に慎重な検討が必須だとアドバイスしている。同氏は、ミームコインはテクニカル的視点を持った投資家には非常に相性が良いとしながらも、リスクが高く、投機的な側面が強いとし、誰もが利益を簡単に出せるわけではないと説明した。ただし、市場の活況はプレセールや運営を装った詐欺が横行する可能性が高いため注意が必要だ。

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急騰するミームコインを含む仮想通貨は「バンドワゴン効果」を誘発し、投資家のリスク管理を疎かにする恐れがある。バンドワゴン効果とは、他者の行動や意見に追随する現象で、一時的な価格ブームやバブルを生じさせるリスクがある。

Crypto Bitcoin Chris氏は、時価総額とともにプロジェクトの新鮮さも重要で、革新的なプロジェクトが市場サイクル初期に上昇傾向があると指摘。その後、人気はないがビットコインと比較して価値のあるアルトコインが上昇し、アルトコイン・シーズンの終了は、市場で低評価のプロジェクト価値が上昇することによって予見されるとした。

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Shota Oba
国際関係の大学在籍中に国内ブロックチェーンメディアでのインターンを経て、2つの海外暗号資産取引所にてインターントレーニング生として従事。現在は、ジャーナリストとしてテクニカル、ファンダメンタル分析を問わずに日本暗号資産市場を中心に分析を行う。暗号資産取引は2021年より行っており、経済・社会情勢にも興味を持つ。
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