世界最大の暗号資産取引所であるバイナンスは、取引量上位の5つの新プロジェクトを「Binance Alpha」プラットフォームに上場すると発表した。同プラットフォームは、初期段階のベンチャーを特集する専用スペースとして設計されている。
今回の拡張により、Yei Finance(CLO)、Enso(ENSO)、Recall(RECALL)、Whitebridge Network(WBAI)、そしてLAB(LAB)の取引サポートが開始され、これらのプロジェクトが市場に初めて登場することになる。
Binance Alphaに新プロジェクト登場:取引スケジュールとエアドロップ
バイナンスウォレットの公式発表によれば、Yei Finance(CLO)の取引はBinance Alphaで10月14日11:00(UTC)に開始される。
Sponsored続いて、バイナンスフューチャーズでは同日11:30(UTC)にCLOUSDTの永久契約が導入され、最大50倍のレバレッジ取引が可能となる。また、Enso(ENSO)も同日にローンチされ、両トークンは対象ユーザー向けにエアドロップが実施される予定だ。
対象ユーザーは、取引開始後にBinance Alphaポイントを使用してAlphaイベントページでエアドロップを請求できる —— Binance Wallet公式投稿
さらに取引所は、第40回となるバイナンスウォレット限定のトークン生成イベント(TGE)を開催し、Lab(LAB)のローンチを行うと発表した。サブスクリプション期間は10月14日8:00~10:00(UTC)の2時間に設定されている。
10月15日には、Recall(RECALL)がエアドロップ配布を経てBinance Alphaに上場される。さらに同日12:30(UTC)には、バイナンスフューチャーズでRECALLUSDTの永久契約が開始され、最大50倍のレバレッジ取引が可能となる。Whitebridge Network(WBAI)も10月15日にエアドロップを通じてデビューする予定だ。
Binance Alphaは、これらのトークンを最初に取引可能にするプラットフォームとなる。ただし、アルファ資産は高いボラティリティとリスクを伴う点に留意が必要である。
Binance Alphaは、バイナンス取引所に上場していない新興デジタル資産を特集する。アルファ資産としてのラベル付けは、将来的な上場を保証するものではない。投資額の全部または一部を失う可能性がある点に注意が必要だ。 (i) アルファ資産は価格変動が大きく、リスクも高い (ii) 価格スリッページやブロックチェーン手数料の影響を受けやすい (iii) アルファ資産はバイナンス取引所から引き出せない —— Binance公式声明
バイナンス新アルファトークンの特徴
これらの新プロジェクトの登場により、それぞれが独自の技術とビジョンをWeb3の世界にもたらすことが期待されている。Yei Financeは、Seiネットワーク上に構築された分散型の非カストディアル型マネーマーケットで、YeiLend、YeiSwap、Yeilien NFT、Clovisなど複数の製品を展開している。
Ensoは、複数のブロックチェーンを接続し、開発者がWeb2とWeb3を橋渡しするアプリケーションを構築できるように設計されたLayer-0ネットワークである。LABはマルチチェーン取引インフラであり、取引効率を最適化するツール群「Lab Terminal」からエコシステムを拡大している。
RecallはAI向けの分散型スキルマーケットプレイスを提供し、ユーザーは資金提供やランク付け、キュレーション、さらにはAIエージェントの発見を行うことができる。同エコシステムにはすでに140万人超のユーザーと900万件を超えるキュレーションが含まれている。
Whitebridge Networkは、世界規模で分散化されたデータネットワークであり、人々やデータプロバイダー、AI駆動エージェントを結び付ける。プラットフォームはコンタクト検索、ソーシャル分析、35億件超のレコードに基づくリアルタイム検証などのソリューションを提供しており、YZi Labsの支援の下、2026年までに「成長」と「プライバシー」の両立を掲げたロードマップを描いている。