バイナンスは8月17日に、Across Protocol(ACX)、Hashflow(HFT)、PIVX、Vulcan Forged PYR(PYR)、Vanar(VANRY)、Viction(VIC)の6銘柄を上場廃止する。
同取引所は今回の定期的な審査により、これらのトークンが上場基準を満たさなくなったと発表した。月曜日の発表後、数時間で価格は急落したが、その後一部値を戻した。
バイナンス上場廃止通知後、PIVXとPYRが下落を主導
PIVXは最も大きな下落となり、本稿執筆時点で19.27%安となった。PYRも続き、18.31%下落。Hashflowは告知直後、0.007ドルの過去最低値を記録した。本稿執筆時点でHFTは11.47%安となっている。
VICも同様の下落幅で11.24%下落。ACXは5.22%安と他銘柄より下げ幅が小さかった。VANRYは一時下落したものの、その後回復し、本稿執筆時点で8.23%高となった。
ただし、この上昇には注意点がある。バイナンスはVanarのコントラクトスワップ計画をサポートしないため、保有者はプロジェクトのポータルで自らトークンを移行する必要がある。
今回の下落は想定内。過去の上場廃止でも同様の売り圧力が発生しており、廃止対象トークンの価格急落が常態化している。現物取引量最大の暗号資産取引所へのアクセス喪失は流動性減少を招き、売却が相次ぐ構図。
一方、バイナンス・フューチャーズは8月7日に対象トークンのすべての契約を決済する。8月18日以降の入金は反映されず、10月17日で出金も終了となる。
全上場廃止銘柄、事前に監視タグ付与
バイナンスは審査時、チームのコミットメント、開発状況、取引量、ネットワークの安全性など複数要素を検討している。規制変更やトークノミクスの変化も判断材料となる。
「コイン・トークンが基準を満たさなくなった場合や、業界環境が変化した場合には、より詳細な審査を行い、上場廃止の可能性を検討する」と同取引所は付け加えた。
今回の廃止措置にも一貫したパターンがある。バイナンスは6銘柄すべてに事前に監視タグを付与してから、最終決定を下した。
VICは4月30日にラベル付与、続いてHFTは5月22日、PIVXは6月18日に同様の対応。PYRとVANRYは7月3日に追加された。ACXは直近、7月24日に監視タグが付与され、今回最短での上場廃止判断となった。
この動きにより、Lisk(LSK)やStacks(STX)といった銘柄にも注目が集まる。いずれも7月、ACXと同時に監視タグを受けている。
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