ビットコイン価格は8月に24.95%上昇したが、依然として年初より9.62%低い水準で推移している。今月の買い手はほぼ全てファンドによるもの。
その他の投資家は売りに回っていた。
なぜ8月に価格は25%上昇したのか
米国の現物ビットコインETFは、8月に35億2000万ドルの資金流入となったと、SoSoValueのデータは示す。21営業日のうち資金流出は5日だけだった。
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この1か月の流入は過去をすべて上回る。1月から7月まで同じファンドは合計53億ドルの資金流出だった。8月は今年のトレンドを覆した。
課題は、こうした結果を残した月のあとの動向にある。
2026年9月に価格は暴落するのか
これらのファンドが開始されて以降、月間30億ドル以上の資金流入となったのは12回あった。その直後の月にビットコインが下落したのは7回。翌月の平均リターンは0.13%、通常月の平均2.93%を大きく下回る。
季節性も同様の傾向を示す。2020年以降、8月に上昇して終えたのは過去2回のみ(本年以前)。そのいずれも9月には7.30%と7.96%下落した。
ただし一つ反論点がある。直近3年の9月はいずれも前年より高値で終えているため、「最悪の月」とする9月の評判はすでに古い。
BTC急騰中に売っていたのは誰か
長期保有者の売買動向を示す「ホドラー純ポジション変化」は、上昇期間中ずっとマイナスだった。8月2日に赤信号となり、4週間そのままだった。
その後、流れが変わる。8月31日には7月以来となるプラスの棒グラフ(2044BTC)が確認された。
大型ウォレットも同様で、動きは未だ戻っていない。BTCを多く保有するアドレス数は、7月31日の1963から1908へと減少し、25%の上昇局面で55アドレス減となった。
つまり、ファンドがホルダーやクジラの売り物を受け取る構図となった。これは、供給を消化していたためであり、悪材料に反応した売りではない点が重要である。
大口投資家は依然強気か
彼らの先物ポジション動向から「イエス」と言える。ビットコインのポジショニング乖離スコアは21.2で、トップトレーダーは平均口座より111ポイント分ロング(買い持ち)が多い。
この数値はビットコイン固有である。XRPのスコアは2.7で、トップトレーダーとその他の差はほぼない。
この強気姿勢は同時にリスクにもなる。バイナンスだけで、現行価格下には30億ドル分のロング清算レバレッジが、上には18億ドル分のショート清算レバレッジがある。
したがって、わずかなBTC価格の下落でも、9月に向けた価格予想には大きな悪影響を与える可能性がある。これがロングポジションの一斉清算を誘発する恐れがあるためである。
ビットコイン価格予想:9月を左右する水準
ビットコインは7万9108ドル付近で推移。その全ては7万7057ドルにかかっている。この水準はブレイクアウト後のレンジを維持してきた下限だ。このラインを割り込むと、サポートは一気に6万2207ドルまで消滅する。
上昇には裏付けが必要。8万2656ドルを終値で上抜ければ、9万1719ドルへの道が開け、その突破ではブル相場再開が強まる。目先は10万782ドルも視野。だが、ボリュームの伴いが条件で、買いボリュームは8月29日から31日にかけてようやく回復を始めたばかり。
アナリストの見解:チャートは資金流入が遅いことを示す。8月の資金流入は、年初から25%下落した局面でようやく入った。一方で、月末は既存保有者の売りが止まり、最大手トレーダーはロングポジションをとっている。今後のビットコイン価格予想の決着は、過去の弱気と足元の強気、両者の綱引きで決する。









